人生格安旅行日記

自分が一人旅行で使った安いホテルの宿泊レポートを細々まとめていくブログです。 (1泊3000円くらいが理想)他、安宿からの旅行記(全て一人旅。無料スポット巡りが多め)や18きっぷでの途中下車旅なども。 enjoy Japan trip in cheap hotels! (solo travel)

2021年02月

今回は過去に紹介した安宿近くを旅行した時の話を。

関東から名古屋へ旅行(先日紹介した宿「ウィークリー翔 岐阜駅南」に泊まった)へ行く途中、静岡県にある自動車メーカーのスズキが運営する資料館・スズキ歴史館に立ち寄った。
(行ったのは2019年3月。以前の途中下車に関する記事でも取り上げたが、その詳細となる)

 安宿旅行記・岐阜「ウィークリー翔 岐阜駅南」(1泊2050円~)
 青春18きっぷで東海道横断・東京~名古屋で途中下車の思い出(2)

※見学は無料だが、事前予約が必要なのでご注意を。


●スズキ車専用駐車スペース
JR高塚駅から歩いて10分ほどでスズキの社屋が見えてくる。
周辺には広い駐車場があるのだが、よく見ると「エスクード専用」などスズキ車しか止められないエリアがあり、凄まじいえこひいき…いや、お得意様優遇の措置をしている模様。
(この地ではスズキ車にあらずんばお客様にあらずとでもいうのだろうか…他社の車で行く方はご注意を(自分は駅から歩きなのでお咎めなし))
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スズキの社屋の周囲には「MotoGP 表彰台獲得」や「ワゴンR 25周年」などの横断幕があり、さすがスズキの本場(?)という感じ。
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●織機から始まるスズキの歴史
というわけでスズキ歴史館の中へ。
受け付けを済ませて(事前予約が必要)数分の見学前注意事項の映像を見た後は自由に館内を見学できる。

順路は2Fからとなっていて、上がってまず見えるのが「鈴木式・改良自動織機」という看板と織機。
トヨタのようにまずは織機から会社の歴史が始まったことなどが紹介されていた。
suzuki_history_syokki


●原動機付き自転車からの二輪車開発
その次に来るのが初期のバイク。
原付二輪の正式名称(?)、原動機付き二輪自転車の通り、普通の自転車に小型エンジンを取り付けた簡素な構造を見てると敷居の低さというか親しみやすさを感じてしまう。
(左には初代の胸像もある)
suzuki_history_bike


●四輪車の歴史
その先にはレトロなデザインの四輪車がずらっと並び、さながらクラシックカーの展示会といった雰囲気。
suzuki_history_car

外観のフォルムも個性的だが、内装のシートやハンドル、スピードメーターや初期のカーラジオなども懐かしい感じで、隅々まで長時間見ていられる。
suzuki_history_car_radio


●スバル360と和風家屋
車のそばに和風家屋のセットを作ったジオラマっぽいコーナーもあり。
縁側に並ぶ盆栽を見てると、野球ボールをぶつけられて「コラー!」とか言うカミナリオヤジが出てきそうな雰囲気(昔のドラえもんみたいに)を感じてしまったり。
suzuki_history_360


●レースバイク(E=デグナー)
その次は再び二輪に戻り、マン島のTTレースで優勝した実車が展示されていた。
(説明によるとE=デグナーのもの。F1の鈴鹿サーキットのデグナーコーナーの名前の由来になった方でもある)
suzuki_history_e_degnar

●CCI坊や
当時のスズキのマスコット人形「CCI坊や」も展示されていた。
この頃って宇宙服っぽいスペースチックなデザインのキャラが他の電機メーカーなどにも結構いた気がする。
suzuki_history_cci



以下、後日。

 スズキ歴史館(静岡県・高塚駅)へ(2/2)
 http://yasuitabi.blog.jp/archives/1081205613.html

 


途中下車旅行記シリーズ、14回目は土讃線・徳島県の阿波池田駅。

 前回:18きっぷ途中下車旅行記(13-2)・JR飯田線・中部天竜駅

青春18きっぷで四国一周をする途中(以下記事)、阿波池田駅から高知駅へ向かう途中で電車待ち時間があったので、短時間だったがまた駅を出てみた。

 JR18きっぷでのんびり(3泊4日)四国一周の記録(2013/03)(1/2)


●名物「祖谷のかずら橋」(0:01)
土讃線といえば「祖谷のかずら橋」。
というわけで駅のホームには吊り橋のミニチュアがあり、しっかり観光名所をアピールしていた。
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●跨線橋からの風景(0:01)
次の電車までの時間が5分ほどと時間がない中、ホームから改札へ向かう階段を登った所からも写真撮影。
山あいで自然たっぷり(秘境か限界集落の一歩手前?)な雰囲気だった。
(駅近くに高い建物がない場合、跨線橋が数少ない展望撮影スポットになることもある。線路が伸びてて見通しも良いし)
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●駅前アーケード街(0:02)
駅を出た正面に開けた風景もとりあえず撮影。
出入り口付近はタクシー向けの駐車スペースが並んでいて、その先に昔ながらのアーケード街が伸びていた。
(平日の午前中ということでまだ店が開いてないせいか中は真っ暗。シャッター街っぽくも見えるのが寂しい)

アーケードの入口の上には「三芳菊」と地元三好市の銘酒の宣伝が出てるのも昔ながらという感じ。
(その右には「がんばろう日本」の看板。2013年でまだ震災間もない頃だったが、今もまだ残ってたりするのだろうか…今なら新型肺炎向けのスローガンに変わってるのかもしれないが)
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●伝統芸能・たばこ踊り(0:04)
駅の近くには「阿波池田たばこ資料館」があり、伝統芸能で「たばこ踊り」「たばこ音頭」というのがあるとのこと。
(刻みたばこの産地にちなんだものらしい)

 たばこ踊り たばこ音頭 | 三好市観光協会

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●そしてホームへ戻る(0:05)
ここでもう時間が来たので急ぎで駅のホームへ戻る。
1両の高知行きワンマン列車が待ち構えていた。
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この先は車内から大歩危・小歩危の渓谷と山肌が織り成す絶景車窓を楽しんだ。
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 次:18きっぷ途中下車旅行記(15)・JR氷見線・雨晴駅(25分・2013/03)


 

青春18きっぷと鈍行・普通電車だけで四国一周する話の続き。

マリンライナーで岡山から四国に上陸し、高松、徳島、高知と時計回りにJR線を乗り継いで愛媛・宇和島まで来て泊まった続きから。
(ここまでの詳細(1,2日目)は以下)

 JR18きっぷでのんびり(3泊4日)四国一周の記録(2013/03)(1/2)

※ゴミ箱・肘掛け付きロングシートなど珍しい車両にも乗れるのが四国ならでは。
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■3日目
JR宇和島駅前。
銅像で宇和島名物の闘牛の気分だけを感じつつ、今日も移動開始。
(昔の「桃鉄」の宇和島駅の物件にも闘牛場があったのを思い出していた)
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●宇和島10:03→10:57八幡浜
最初に乗ったのはワンマン電車。
一部シートが色分けされ、シートの間にゴミ箱・肘掛け付きという珍しい車両に揺られてJR予讃線で八幡浜まで移動。
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●八幡浜11:50→13:50松山
八幡浜で名物のちゃんぽんを昼食に食べた後、再び電車に揺られて先を目指す。
(ホームの柱にあったかなり古めかしい温度計。文字が消えかかった年季の入り具合がたまらない)
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●下灘駅
途中、18きっぷのポスターやインスタ映え(当時はそんな言葉はなかったが)で有名な下灘駅も通る。
(降りると数時間待ちになるので車内から気分だけ味わう。写真の左側が駅で、誰かがベンチに座っていた。右側には広々と瀬戸内海が広がる)
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その後、松山に到着。

道後温泉などを観光(以下詳細、あとホテル)して3日目終了。
(松山と言えば「水曜どうでしょう」のサイコロ1。サイコロの旅なら風呂に入っただけでまたすぐ電車に乗って移動開始なんだろうけど、自分はそこまではマネできない普通の観光客だった)

 安宿旅行記・愛媛・松山駅「ビジネスホテル美町」(1泊3200円~)
 松山空港にポンジュース出る蛇口/松山城近くの蛇口のオブジェ
 バッティングセンターのゲーセン巡り・松山「駅前スタジアム」

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■4日目

最終日。
松山駅のホームにいた車掌姿のアンパンマン(ケース内で寄りかかっていた。一日車掌ならぬ万年車掌をやっててくたびれたのだろうか)を見ながら、今日も移動開始。
(右隣には四国名物のアンパンマンスタンプ。松山駅はドキンちゃん)
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●松山9:28→10:38今治
平日朝、ラッシュ時間を過ぎても本数が少ないせいかそこそこ人が乗ってる電車で東を目指す。
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この辺りは車窓で海がたっぷり見られるのも特徴。
1,2日目とは全く違う瀬戸内海の風景をたっぷり満喫
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なんとなく今治で途中下車。
駅の近くの四国八十八箇所霊場・南光坊をお参り。
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その先、途中にあった伊予氷見駅。
駅名は寒そうだが3月末で駅周辺の桜が見ごろだった。
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●今治11:30→12:13伊予西条
今治名物らしい「焼き豚玉子飯」を食べようと思ったが、お店が開いてなかったため次の電車で先へ。
(松山から香川・岡山方面は比較的本数が多いので、深く考えず適当に途中下車したり、終電まで乗って乗り継いだりの旅を楽しんでいた)

駅のホームに湧き水の泉があり、「水の都」をアピールしている伊予西条駅に到着。
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●伊予西条12:40→14:00観音寺
四国名物のパン屋「ウィリーウィンキー」で昼食を済ませて、再び先を目指す。

次は砂浜の巨大銭形アートが有名な観音寺駅で下車。
(駅ホームへの階段でも「ようこそ銭形の街」とアピール)
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●観音寺14:10→15:08丸亀
観音寺の後は丸亀で最後の途中下車。
金比羅参りへ行くための港「こんぴら湊」があったほか、丸亀城やうちわでも有名。
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●丸亀15:15→15:33児島
後は瀬戸大橋を渡って本州側、岡山の児島駅まで行き、これで四国一周。
晴れた日の昼間、一度は電車で渡ってみるのも悪くないいい眺め。
(「水どう」で大泉洋さんが「それ魅力」と言ったのも納得の海景色。行きで乗った時と逆サイドの風景を楽しめるよう座席に注意)
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といったところで以上。
(後は大阪まで18きっぷで移動して西成の安宿(以下)で一泊。距離を稼いで安いホテルのある街まで移動という、交通費も宿代も節約の強行軍だった)

 安宿旅行記・大阪環状線・新今宮駅「ビジネスホテル福助」(1泊1500円~)


四国のJR線は大歩危の断崖絶壁あり、瀬戸内海の海景色あり、さらに春なら桜ありと電車内からの車窓は実に変化に富んでいて満足度の高い旅だった。

電車の長乗車乗車が苦手な方は、特急に乗るなり、宿泊数や観光の時間を増やすなりして無理のないプランで四国を一周してみてはどうか。



 

今回は旅行先で入った飲食店のレポートを。

 前回:旅先で孤独にグルメの記録(6)・山形・銀山温泉の肉そば(大石田駅・伊豆の華)

今回行ってきたのは、天神橋筋商店街にあるラーメン屋「おばちゃんとこ」。
(大阪市内を地下鉄であちこち旅した(詳細以下記事)ついでの食事にと入った。行ったのは2018/12)

 おばちゃんとこ - 南森町/ラーメン [食べログ]

 大阪・西成から大阪メトロでぶらり旅(2018/12)(前編)


お店があるのは大阪メトロ・南森町駅を出て北側、天神橋筋商店街のアーケード内。
(個性的なおばちゃんのイラストが描かれた看板が目印。ラーメン単品は500-600円、ライスや卵のセットは760円など、リーズナブルな価格設定)
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なお、看板は商店街の表通り沿いに立っているが、入口は店の間の細い路地を奥に入った所にあるので注意。
(奥の方に小さい明かりが灯っていて、看板がなければ見落とすか入るのを躊躇するレベル)
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お店に入ると、店内は中央に厨房スペースがあり、それを囲むようにL字(というか「コ」の字型に近い)カウンター席が並ぶ構造。
開店後間もない時間(11時半過ぎ)だったせいか客は自分1人だったが、食べてる間にちらほらお客が増えていった。
(カウンターの奥には調味料や楊枝、レンゲの並んだ器などが並ぶ、よくあるラーメン屋・町中華っぽい雰囲気)
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この日は気になっていたメニュー「ラーメン丼(800円)」を注文。
(先ほどのメニューの一番右下に目立たない感じでさりげなく書いてある)

注文を待つ間、ふと壁を見るとカラーのおばちゃんのイラストが貼ってあった。
(創業50年以上となかなか老舗(「54」の数字部分だけ張り替えたっぽいのがまたよし)。地図を見ると商店街から細く延びた道の奥にお店があることをしっかり示している)
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5分ほど経って料理が運ばれてきた。

「ラーメン丼」。
一見、ネギやワカメ、チャーシューなどがたっぷり盛られた普通のラーメンなのだが、その下のスープの中にはなんと卵とじのカニチャーハンが入ってるという驚きの一品。
(漬物?ということでキムチも添えられていた)
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どうやって食べようかと悩むところだが、とりあえずラーメンを単体で味わった後、思い切ってレンゲをドンブリの底へ差し込んで掬い上げると、チャーハンやカニ、卵とじ部分が出てきた。
(というか混ざってしまってカオス状態。具沢山で味付けはしっかりしてるのだが、ラーメンとチャーハンの割合というか食べ合わせ方を慎重にしないと味がぼやけるのが難しい)
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麺料理の中にご飯ものが隠れてるというのは、「豊橋カレーうどん」に近いかもしれない。

 豊橋ウェブ百科事典「豊橋カレーうどん」/豊橋市


といったところで以上。

大阪らしさは全くないものの、地元の方とか、何度も大阪観光に来て粉ものや串カツに飽きた方、珍メニューが好きな方なら試してみてもいいかと思う。

 旅先で孤独にグルメの記録(8)・岐阜・恵那市の寒天ラーメン



 

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