人生格安旅行日記

自分が一人旅行で使った安いホテルの宿泊レポートを細々まとめていくブログです。 (1泊3000円くらいが理想)他、安宿からの旅行記(全て一人旅。無料スポット巡りが多め)や18きっぷでの途中下車旅なども。 enjoy Japan trip in cheap hotels! (solo travel)

2020年05月

今回も先日(以下記事)に引き続き、以前紹介した格安ホテルの未公開の写真を見ながら当時の思い出を適当に綴ってみようと思う。
(この春はコロナ蔓延のせいで旅行ができなかったため、せめて過去のホテル写真でお茶を濁したい。夏も濁すことにならなければいいのだが…)

 (前回)安宿旅行記・宿の写真で振り返る格安ホテルの思い出など(6)


●和風旅館のお茶請け菓子といえば…
山梨・石和温泉駅近くの「石和びゅーほてる」にて。

 安宿旅行記・山梨・石和温泉駅「石和びゅーほてる」(1泊5000円~)

和風旅館の定番といえばお茶の道具にお茶うけの菓子。
この日置いてあったのは「種なし梅」と「味噌くるみ饅頭」だった。
(こういう菓子って温泉饅頭か、そうでなければ老人向けのお菓子が多いイメージ)
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※その下の館内案内図、「びゅー」が大きいのもちょっと気になる。


●「clouse the door」
名古屋駅近くの「ビジネス太閤」にて。

 安宿旅行記・愛知・名古屋「ビジネス太閤」(1泊2300円~)

音が響きやすい簡易宿所(ドヤ)っぽいホテルなのでお静かにという注意書きが各所にあり、「お願い」「Please」などと緑と赤字で書かれていた。
(英語も併記なのは外国人もよく泊まるからだろうか)

ところがその下には、

「clouse the door」(原文ママ。もちろん『close』が正解?)

それでも、その下のお辞儀する犬?のイラストで許せそう。
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●「加藤茶です。よろしく」
福井駅近くにある「福井パレスホテル」にて。

 安宿旅行記・福井駅「福井パレスホテル」(1泊4500円~)

フロントの横に「民芸の里」というインテリア品が雑多に置かれたスペースがあった。

福助人形や招き猫、なにやら大皿や壷など「なんでも鑑定団」が喜びそうな品が並ぶ中、その中に若い頃のドリフターズ・加藤茶の人形があった。
(衣装が若々しく、ビートルズの前説をやってた頃だろうか。人形の上には「加藤茶です。よろしく」の札がわざわざ付いていて、オーナーさんのイチオシなのかもしれない)
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室町時代のものらしい「丹波大壺」なるものもあったが、価値は不明。
(なんでも鑑定団に見てほしいところ)
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●草津温泉でラテン語の名句に出会う
草津温泉の田島屋にて。

 安宿旅行記・群馬・草津温泉「旅館 田島屋」(1泊4000円~)

店先の看板に

「歩み入る人に安らぎを、去り行く人に幸せを」

とあり、草津温泉というよりはヨーロッパの古典文学っぽい言葉と思ったが、ぐぐったところドイツ・ローテンブルグという中世の城塞都市に刻まれたラテン語の有名な言葉らしい。

ぜひ宿の主人に詳細を聞きたかったが、この時は日暮れが近く「急いでスーパーへ行って夕食を買わないと(素泊まりだから)」と必死だったためスルーしてしまった。残念…。
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※ところで緊急事態解除後の旅行に向けて過去に泊まったホテルの価格をチェックしていたら、ただでさえホテル価格の相場が下がってるせいか安宿の中にはさらに値段の下がってるホテルがあった。
 政府の半額クーポンを待ちたいところだが、空いてるうちに泊まるなら今がチャンス?

「イベントが開催未定だからチェックイン前日までキャンセル料不要」
「ネカフェや漫画喫茶が営業停止中の人のため、そちらの会員カード提示でさらに安く宿泊」
などのユニークなサービスもある模様。

 大阪環状線・新今宮駅「PARK INN」(1泊1400円~) →1000円~
 大阪「ビジネスホテル来山北館」(1泊2500円~) →1800円~


 

 

今回は青春18きっぷで途中下車して駅周辺をじっくり観光した時の話を。

名古屋から関東方面へ行く途中、蒲郡駅にて途中下車して三河湾に浮かぶ小島・竹島周辺を散歩してみた。
(観光情報サイト(以下)で写真を見ると関東の人気スポット・江ノ島まんまという感じなのでどんなものか見てみたくなった次第)

 蒲郡竹島| 蒲郡市観光協会「ようこそ蒲郡」

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前日まで名古屋を観光(以下ホテルに泊まった)した後、朝に名古屋を発って関東方面へ帰るついでに立ち寄ってみることにした。

 安宿旅行記・愛知・名古屋「ビジネス太閤」(1泊2300円~)


●蒲郡駅前
名古屋駅から普通電車で1時間弱、蒲郡駅で下車。
平日の朝で、ほとんど人のいない蒲郡駅を出発。
いつぞやネタにした「アメリカズカップのヨット」に見送られながら海岸方面へ向かう。

 青春18きっぷで東海道横断・途中下車して寄り道したい駅(東京~名古屋)(2)

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●竹島水族館・屋台
駅から歩いて10分ほどで竹島水族館。
もう少し遅い時間ならこちらも見て行きたいところだが、まだ開いてないためスルー。

建物のそばに団子などを売る屋台が並んでいるのだが、それにちなんでか、団子から顔を出す顔出し看板があった。
(最大4人(4本分)まで顔を出せる「だんご4兄弟」? 緑と黒色の団子は名物の「すいかだんご」らしい)


水族館の左、裏手へ進むと、海(三河湾)と島(竹島)、そして渡る橋が見えてくる。
海を見るだけなら駅から往復1時間もかからず海岸散歩を楽しめるお手軽スポットともいえる。
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●竹島
というわけで、駅から歩いて15分ほどで島の入口の橋に到着。
三河湾に浮かぶ小島で、海岸から長い橋でつながっている様子だけならまさに江ノ島。
(鳥が多いのもそっくり? 「トンビ注意」などの看板はないが、さっきの団子など食べ歩きには注意)
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まだ9時前、雲がいい感じに空を覆っていて遠くの水平線は明るく不思議な雰囲気。
平日の朝は近所の年配の方がちらほら散歩しているくらいとひと気が少なめで、静かに海景色を満喫できた。
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橋の途中で振り返ると、丘の上に建つお城のような老舗旅館「蒲郡クラシックホテル」が見える。
海景色の眺めがよさそうで、いずれ泊まってみたいもの。
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●八百富神社(竹島弁天)
竹島の中心部にある神社。
(島の中の石段を登った先に神社(弁財天)などがあるのも江ノ島そっくり)

ただ、島の見どころはここと島の周囲の遊歩道くらいなので、帰り道のために足を休めつつゆっくりお参りしていくといいだろう。
(江ノ島のような門前の商店街などはない)
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●竹島遊歩道
八百富神社の参拝後、神社の裏手を進むと竹島の周囲を囲む遊歩道へ抜けられる。
360度水平線が広がる穏やかな海景色を楽しみながら歩けるが、歩道が狭い部分や荒い岩場で手すりを掴んで進まないと危険そうな場所もあるのでご注意を。
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最初、島の東側の道を進もうとしたが、橋っぽい物があるものの歩道がはっきりしない状況だったため、引き返して島の西側部分を歩いて島の入口へ戻った。
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●藤原俊成像
竹島を望む海岸周辺の公園(竹島園地)に立っている銅像。
平安時代の歌人だが、蒲郡や竹島などここら一帯の開発に携わったとのこと。
(当時の貴族の衣装に身を包んで沖合を見てたたずむ姿はなかなか絵になっている)
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海岸付近を歩くと島を望みながら座れるベンチなどもある。
こっちにも鳥が多いので、食べ物を奪われないよう注意。
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●海辺の文学記念館
竹島へ続く歩道橋の近くにある無料の資料館。
川端康成など有名な作家が作品中で蒲郡を描いたことの説明や、蒲郡・竹島を開発した藤原俊成の紹介コーナー、さらに大正時代に日本の文人達に愛されたらしい蒲郡の旅館「常磐館」の当時の内装品やパンフレットなど貴重な資料が展示されていて結構幅広い見どころがあって楽しめた。
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※なぜか、「孤独のグルメ」の原作でおなじみの久住昌之先生の色紙もあった。
 先日の「岩下新生姜ミュージアム」じゃないが、自分の知ってる方の色紙があるとちょっと得した気分になる。

 見た目も展示物も超B級・栃木駅「岩下新生姜ミュージアム」へ

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この後、駅に戻った後にもう1つの蒲郡の見どころである「ラグーナ蒲郡」などへ行ったのだが、そちらの話はまた後日。


 

途中下車旅行記シリーズ、6回目は東海道線・神奈川の真鶴駅。

 (前回)18きっぷ途中下車旅行記(5)・JR足利駅(20分・2013/01)

この時は熱海の早桜・熱海桜が見ごろと聞いて見に行ったのだが、この辺りは電車本数が10分に1本とだいぶ多いのと時間に余裕があったので、適当に寄り道しようということで降りてみた次第。
(日本一(?)早い桜ってことでよほど気に入ったのか、熱海桜はその後もう一度行っている(以下詳細))

 安宿からの旅・早桜「熱海桜」などを見に熱海へ(2017/01・前編)


●駅舎の屋根の虹と海(0:00)
真鶴駅のホームに降り立った直後に撮影。
ちょっと色あせた年代物だが、駅舎の屋根に水平線に浮かぶ島や虹、入道雲などが描かれていて海の町らしかった。
(駅舎と線路の間にはヤシの木も植えられていて海の町らしさを演出)
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●兄弟っぽい飛び出し看板(0:03)
駅前のロータリーから駅前通りへ出る付近にあった飛び出し看板。
「とびだしちゅうい」という女の子と…
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「あぶないよ」という男の子でワンセットという感じ。兄妹かもしれない。
(この頃は話のネタにしやすいかなと珍百景的なものを好んで撮影していた気がする)
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●真鶴駅・駅前ロータリーを俯瞰で撮影(0:04)
近くに跨線橋があったので、とりあえず登ってみる。
(海岸までは歩いて15分くらいかかるらしく、ちょっと遠いので諦めた)

駅前ロータリーの左手には黒いタクシー、右手には路線バス(ライオンズマークが見える)が並んでいるが、平日の朝らしく人は少なめだった。
また、遠くにはうっすら水平線が見えるのも開放感があって良い風景。
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●横から見た駅舎と線路(0:05)
ついでに駅舎と線路も撮影。
最初に見た駅舎の屋根アートはホーム側だけで、外側からは普通の駅舎っぽい通常の屋根というのが面白いつくり。
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●駅前ロータリーの大鍋(0:06)
駅前のロータリーには松や梅などが並ぶ横にフタが閉じられた大鍋が置いてある。
ぐぐったところ、これは源頼朝ゆかりの大鍋とのこと。
(「源頼朝旗揚げフェスティバル」にてこの大鍋で汁を作って観光客にふるまったらしい)

黒い鍋蓋の上に白いものが見えるが、近くにあった梅の花弁と思われる。
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●真鶴駅・駅舎正面(0:07)
大鍋を見た後、最後に思い出したかのように、真鶴駅の駅舎を正面から撮影。
白い壁に赤茶色(昔はオレンジ色だった?)の屋根、シンプルなフォントで書かれた「真鶴駅 MANADURU STATION」の看板など昭和の頃から変わらない雰囲気。
(駅の右側の「NEWDAYS」だけは平成か)
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●ホームにて次の列車へ(0:10)
ということで、ちょうど次の列車が来る時間だったのでさっさと駅のホームへ。
(今ならもう少し駅前の商店街とかスーパーなどを巡ったりするところだが、この頃はそこまでは貪欲じゃなかった模様)
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意外とあっさりと終わっていたので、いずれまた熱海か修善寺あたりに旅行するついでに途中下車してみたいものである。

 次回:18きっぷ途中下車旅行記(7)・JR小淵沢駅(30分・2013/03)



 

今回は、JR栃木駅近くにある「岩下新生姜ミュージアム」へ行った時の話を。
(2018年3月、18きっぷでの東北旅行の後、関東方面へ帰るついでに立ち寄った。なお入館無料)

 岩下の新生姜ミュージアム

ここはスーパーの定番おかずでおなじみの「岩下の新生姜」をテーマにした資料館。
生姜の資料館というだけでも十分B級だが、独特すぎる展示物や意外な有名人とのご縁なども一杯で、新生姜をあまり知らない自分でも圧倒される場所だった。
(企業の運営するスポットという点では先日紹介の「かねふくめんたいパーク」と似た雰囲気)

 明太子…愛知・かねふくめんたいパークとこなめへ(2019/03)

※新生姜らしく鳥居も社もピンクの神社もあり。ご利益はもちろん恋愛成就など。
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●外観
新生姜ミュージアムはJR栃木駅から北東へ歩いて10分ほどのバイパス沿いにある。
お屋敷風の外壁に「NEW GINGER MUSEUM」という看板が乗っかってて和洋折衷のデザイン。
(「ふれあいバス」のバス停にもなっていて、さすが栃木の雄)
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●フォトスポット
入口を入るとピンク色の新生姜のパッケージに入って記念撮影できるフォトスポットがある(写真右)。
(新生姜といえばピンク色、ということで館内はピンク色の比重が高い)
左の方にはピンク色のマスコット人形が大量に木につかまってたり、ピンクのバルーンが集まっている不思議なオブジェも。
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●有名人のサインなど
漫画家やミュージシャン、芸人さんなど各界に熱烈なファンが多いのも新生姜の特徴。
知る人ぞ知るところでは、新生姜や「水曜どうでしょう」のイメージソングを歌う「打首獄門同好会」のサインや…
(上には「日本エレキテル連合」のサイン色紙もあった)
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栃木のローカル局(栃木テレビ、とちテレ)で番組を持っているDB芸人さんご一行(ドラゴンボールのベジータや野沢雅子さんなどのモノマネが有名なR藤本さん、アイデンティティ田島さんら)のサインがあった。
(当時の番組「まろに☆え~る」でロケに来ていたらしい)

 まろに☆え~るTV~とちぎの旅!ワクワクすっぞ!~ #6

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そしてなぜか「ガラスの仮面」の美内すずえ先生の複製原画も展示されていた。
(社長の人生観に極めて大きな影響を与えた不朽の名作だから、ということらしい。詳細以下リンク)

 岩下 和了さん - 美内すずえ先生の複製原画。ピンクですし。...

一方、普通の芸能人だと、B級といえば外せない方・みうらじゅんさんや、キャイーンの天野さんなど。
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●新生姜の自販機
途中にあった自販機。
ピンク色の「つめた~い」の容器で何が飲めるのかと思いきや、「岩下漬けの素」というご家庭で楽しめる浅漬けの素だった。
(一部で話題の「だしの素」自販機みたいな。見た目フルーツ味の酢ドリンクのようで暑い日だと直飲みしたくなる)
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●歴代パッケージ紹介など
新生姜の歴史紹介ということで、歴代の新生姜のパッケージやCM映像が見れる企業の資料館の定番コーナーもあり。
製品がピンクのためここもピンク色の割合が高い空間で、不思議な気分になってくる。
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●巨大生姜オブジェ
展示スペースの奥の方、天井の高い開けたスペースにあるのがピンク色の巨大生姜オブジェ。
中央の穴から顔を出して記念撮影できるほか、様々な色合いに姿を変えるプロジェクションマッピングも行われるという謎演出も。
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途中、なんとも言えない(連想するものの名前を出せない)感じの形と模様になることも…。
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さらにその近くには、記念撮影用に頭にかぶる新生姜ヘッド、ピンクに光る新生姜ペンライトなどもある。
(形も色も色々な意味で危うい感じだが…肌色割合的な意味で)
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●ピンク色の寝室「新生姜の部屋」
オブジェの奥にあるのがベッドと本棚の置かれた「新生姜の部屋」。
ピンク色の細長い物体が横になっていたり、「きちゃった(ハート)」という札など、もはや狙ってるとしか思えないロマンチックなピンク空間。
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●ポケモンなどと新生姜のコラボ
ピンクつながりということで、東京タワーのマスコット「ノッポン」や…
(形もだいぶ生姜に似ている)
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なぜかポケモンGOのヤドランも大量に積みあがっていた。
とにかく広範囲でコラボ商品が作られている模様。

●ジンジャー神社
一番奥にあるのが新生姜にちなんだ名前の「ジンジャー神社」
(例によって鳥居も社もすべてピンク色。なお、ご利益はやはりというか(?)恋愛成就を筆頭に、夫婦円満、健康長寿(生姜の栄養?)など各種ある模様)
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といったところで以上。

いろいろな意味でB級感爆発のスポットなので、新生姜好きな方もそうでない方も、栃木旅行や栃木伊を鉄道で通り抜けるついでにでも訪れてみてはどうか。

 


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