人生格安旅行日記

自分が一人旅行で使った安いホテルの宿泊レポートを細々まとめていくブログです。 (1泊3000円くらいが理想)他、安宿からの旅行記(全て一人旅。無料スポット巡りが多め)や18きっぷでの途中下車旅なども。 enjoy Japan trip in cheap hotels! (solo travel)

2018年11月

今回泊まったのは、わたらせ渓谷鉄道の始発駅でもある群馬県・JR桐生駅のそばにある「ホテル桐盛館」。
(関東からなら日帰りで行けなくもないが、朝からゆったりとわたらせ渓谷鉄道の旅を楽しみたかったので駅近くで泊まることにした)


旅館の場所は、桐生駅北口から歩いて数分の駅前繁華街の裏通り。

 ホテル 桐盛館(とうせいかん) 地図・アクセス

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看板の通り、この宿は「ホテル部」「旅館部」の2種類の部屋があり、ホテル部はバストイレ付きのビジネスホテルタイプの部屋。
それに対し旅館部はバストイレ共用の旅館タイプの畳部屋となる。
(「部」と付くと一瞬部活動かと思ってしまうのがちょっと面白い。今回は旅館タイプの部屋に泊まった)

客室は古き良き和風旅館風で、バストイレは共用。
鍵付きのドアを開けると館内用のスリッパを脱ぐスペースがあり、その先に布団の敷かれた畳部屋という構成。
(エアコンや空気清浄機付き。電灯は紐付きと家庭的な感じ)
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ちゃぶ台に座布団、和室によくある背の低いタオル掛けなどが揃い、いかにも純和風な雰囲気でくつろげる。
(浴衣もあり、旅館気分を満喫できる)
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ちなみに部屋の中に冷蔵庫はなく、外の通路の共同の冷蔵庫を使うことになる。
(写真右奥の手すりのそば。ホテルから歩いて数分ほどでコンビニやドンキがあるので、使わなくても大丈夫かもしれない)
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冷蔵庫のそばには共用の洗面台やゴミ箱などがある。
(部屋のゴミ箱が溢れた人用で、別にウィークリー翔のようにゴミ捨てが義務というわけではない。
 左端のスリッパはトイレ用)

 (関連記事)安宿旅行記・大阪「ウィークリー翔ホテルなんば」(1泊3000円~)
 http://yasuitabi.blog.jp/archives/1063279377.html

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トイレは館内に複数あり、2階の客室近くにあるトイレはウォシュレットはないものの洋式。
(個室のドアの手前には小便器もある。なお、左の階段は天井が閉じられていて登れない「開かずの間」のようになっている)
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共同浴場は階段を降りた1階にある。
男女別で、洗い場が4つに3,4人が入れるサイズの湯船。
(日曜だったせいか宿泊客は少なめで、他の人と鉢合わせにならずゆったり入れた)

そして浴場の近くにはトイレ(ウォシュレット付き)やビールの自販機、製氷機、水・お湯の出るウォーターサーバーとお茶など、入浴後に便利な設備が集まっている。
(風呂上り、ビールもいいがキンキンに冷えた冷水もなかなかうまいと思う)
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ビールなどの値段はこんな感じ。
アサヒスーパードライが320円、もぎたてが180円など、平均的なホテル価格といったところ。
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そして定番の宿文庫チェック。
(先日もネタにしたが宿の個性が現れててなにげにチェックするのが楽しみ)

 安宿旅行記・宿の写真で振り返る格安ホテルの思い出など
 http://yasuitabi.blog.jp/archives/1072674873.html

というわけでこちらでは「ウィード」「サラリーマン金太郎」「クローズ」「俺の空」など成年向けマンガが多めだった。
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これで素泊まりで1泊3800円~(税込)。



わたらせ渓谷鉄道での電車旅を朝から満喫したい方、桐生周辺の群馬観光をお手頃価格で楽しみたい方にオススメかと思う。
(この時は10月下旬で紅葉はまだまだな時期だったが、なかなかの渓谷美を楽しめた。今なら紅葉もだいぶ見ごろだろうか)
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今回は過去に紹介した安宿近くを旅行した時の話を。

先日紹介した宿、「ビジネスホテル 加賀」に泊まった後、大阪から京阪電車ですぐの京都・伏見界隈を散策した時に「キザクラカッパカントリー」に立ち寄った時の話を詳しく書いてみる。
(行ったのは2016年12月。以前紹介した京都伏見の半日旅の詳細となる)

 安宿旅行記・大阪・西成「ビジネスホテル 加賀」(1泊1700円~)
 http://yasuitabi.blog.jp/archives/1064006478.html
 安宿からの旅・月桂冠黄桜の酒蔵めぐりに坂本龍馬など・京都伏見半日旅
 http://yasuitabi.blog.jp/archives/1066714140.html

キザクラカッパカントリーがあるのは京阪線・中書島駅から北東へ歩いて10分ほど。
竜馬通り商店街から東側に曲がった先にある。

 キザクラカッパカントリー|黄桜株式会社
 http://kizakura.co.jp/restaurant/country/index.html

建物が見えてくると、黄桜のCMで見覚えのある大人の色気漂うカッパの看板が目立つ。
(背中のラインがいい感じの曲線美)
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こちらが入り口。
昔の酒造っぽい白壁と板張りの外壁だが、「地ビールとお酒の天国です」の売り文句に心惹かれる。
(「孤独のグルメ」の五郎さんじゃないが、下戸であまり飲めない自分はちょっと残念)
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中庭やギャラリーなどは無料で見れるので、お酒好きでなくても気軽に立ち寄れるのも嬉しい。
(看板商品の「黄桜」の暖簾が目立っていた)
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そして黄桜と言えばカッパが出てくるCMということで、中庭には親子やカップル?らしき河童のブロンズ像が並んでいる。
(左はカッパの母子、右は水中を泳ぐカップルのカッパ(長い髪と胸から右下が女性カッパ?)だろうか)
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続いて、こちらも無料で入れる「黄桜記念館」へ。
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ここではまず、黄桜の歴史やCM映像を鑑賞できる。
(今も昔も(自分の生前からも)変わらない「キ~ザクラ、ドン!」や「♪カッパッパールンパッパー」などの名台詞が懐かしすぎる)
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さらに、CMでおなじみカッパの原画(清水崑さんの作品とのこと。元々はマンガのキャラクターだったらしい)も多数展示されていて、子供の頃にカッパの裸に胸をときめかせたのを思い出したり。
(色々見えてるっぽい箇所があったので念のため一部隠した。人間ではないので問題ないはずだが…)
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その奥にあるのが「かっぱ淵」と書かれたカッパの資料館コーナー。
(本家(?)「かっぱ淵」がある遠野の方はどう思ってるのだろうか…河童を待つおじいさんの名残を追ってあちらにも行った者としては複雑な心境(詳細は以下記事))

 安宿からの旅・岩手・遠野「カッパ淵」
 http://yasuitabi.blog.jp/archives/1012674320.html

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こちらでは日本各地や世界の河童の歴史などを紹介していて、まさにカッパ尽くしの空間。
(遠野の他に宮城・石巻や長野・駒ヶ根など、全国にカッパにまつわるスポットがあるらしい)
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鹿児島の「ガラッパドン」、福岡の「九千坊」など様々な名前・姿のカッパ伝説がある模様。
(右端には東京・曹源寺の河童大明神の名も見える。そういやここも浅草やかっぱ橋から近いから行ったなあと思い出したり(詳細は以下記事))

 カワイイ河童が一杯でホラーな雰囲気「かっぱ寺」(曹源寺)
 http://tokyo-burari.blog.jp/archives/7937893.html

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さらには全国に伝わるカッパのミイラなどの紹介も。
「河童の手」なんかは結構全国のお寺に伝わってる模様。子供の頃に「小学●年生」の特集か何かで初めて見た時はすごく恐怖を感じた記憶があるが…。
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そしてカッパ伝説に乗っかってか、全国各地で作られたカッパの焼き物なども展示。
岐阜の高山、山口など色々な姿で作られているらしい。
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こちらでは河童の好物などを紹介。
人の尻子玉(魂)やキュウリ、相撲が大好きらしい。
(鳴き声は地域により「ヒョーヒョー」「ヨッヨッ」など差があるとか)
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といったところで以上。

お酒が飲めなくても、黄桜のCMに覚えがあるとか、あるいはカッパ好きな方(?)なら意外と楽しめる見どころが多いので、京都・伏見の散策ついでに気軽に立ち寄ってみてはどうか。


(駅へ戻る途中、なぜか室内にカッパが派手にデザインされたコインランドリーがあり度肝を抜かれた。恐るべし、伏見…)
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