前回、観光列車「いざぶろう・しんぺい号」に乗って吉松駅から人吉駅へ移動した続きから。
安宿からの旅・LCCと18きっぷで行く九州の旅(熊本移動編・前編)
http://yasuitabi.blog.jp/archives/1060356895.html
熊本へ向かう列車に乗る前に、ちょっと人吉の温泉街を見物して回った。
(熊本らしく町のあちこちにくまモンがいた。こちらのはなぜかミリタリールックだったが…)
●13:50 人吉鉄道ミュージアム
人吉駅を出て右手、線路沿いにある鉄道資料館。
(写真の通り、人吉駅から館内までミニトレインのレールが続いているので、時間が合えば乗ってみるのも面白いだろう)
館内には、大人向けにJR肥薩線・球磨川鉄道の沿線の名所などを紹介する展示物や鉄道関係のニュースが集まった「交通新聞」(の縮刷版)、子供向けにはプラレールや絵本が並ぶくつろぎスペースがあり、電車の待ち時間に立ち寄るのにもちょうどいい。
(なぜか先日訪ねた「たま駅長」で有名な「和歌山電鉄」のグッズコーナーもあったりと、鉄道好きにはたまらない雰囲気)
安宿からの旅・西成から行くわかやま電鉄・たま駅長の旅(後編)
http://yasuitabi.blog.jp/archives/1057959491.html
●14:20 鍛冶屋町通り
人吉駅から東へ歩いて10分ほどの商店街。
石畳の敷かれた道の両側に昔ながらの瓦屋根・なまこ壁の建物の醸造所・飲食店などが並び、風情を感じながらのぶらり歩きにもってこいだった。
(しょうゆ蔵などの見学もできる模様)
また、戦国時代にポルトガルから伝わったカードゲーム「ウンスンカルタ」を国内で唯一伝える「ウンスンカルタの家」という施設もある。
(1~9の数字に6種の絵札で麻雀のような絵柄。温泉で泊まっていく方なら、ちょっとした娯楽で遊んで行くのにいいかと思われる(自分は立ち寄りだけなので時間がないためパス))
近くにあった看板。
あの「巨人V9」の監督・川上哲治氏の記念球場もわりと近いらしい。
●15:00 人吉城跡
鍛冶屋町通りを抜けた後、さらに南東へ歩いて球磨川を渡った先にある城跡。
天守閣はないが、石垣の上に登ると温泉街を一望できる展望台になっているので、ひと風呂浴びる前の散策で立ち寄るのにちょうどいい。
●15:20 人吉球磨は、ひなまつり
人吉温泉や球磨川周辺で2~3月に行われていた雛祭りイベント。
人吉城跡から駅付近へ戻るついでに通った商店街では、宝石店やブティックなど人形と関係のないお店でもショーウィンドウに雛壇飾りを並べていて、気合の入った感じだった。
昔からの商店街ということで、こんな感じにビクター犬が並んでいる店もある。
(薬局のサトちゃん・コルゲン・ゾウの人形よりややレア?)
●15:40 青井阿蘇神社(国宝)
人吉駅から歩いて5分ほどの神社。
門や拝殿などが茅葺き屋根という珍しいたたずまいが特徴的で、国宝指定の神社でもあるので温泉のついでにぜひ立ち寄りたい。
(平日でも外国人ツアー客が多数出入りしていたのが驚きだったが、やはり大陸の近くだからなのだろうか)
●16:20 日帰り温泉@人吉旅館
人吉駅から歩いて10分ほどの温泉旅館。
国登録有形文化財にも指定されている昭和初期に建てられた歴史あるたたずまい(天井部分の丸太など)を残していて、日帰り利用でもなかなかくつろげた。
また、ロビーには創業当時の昭和の時代を思わせるブリキの自動車やメンコなど懐かしいおもちゃを集めた展示コーナーがあり、入浴後に体を冷ます間の時間つぶしにちょうどいい。
(懐かしい絵柄の「痛快ブック」や「ハリマオ」のお面など、60代オーバー向け?)
初期の特撮「月光仮面」の手ぬぐい(?)や美空ひばりの特集をやっていた頃の「明星」などもあった。
(生まれる前の話なのでどれだけ貴重かは正直ピンとこないが…「テレビ探偵団」でちらっと見たレベル)
これで朝食つき2名1泊9000円~のお手頃プランもある宿らしいので、正直この日のうちに熊本へ行くのを待ってここでのんびり泊まっても良かったかと反省。
(宿の価格と乗車距離を稼ぐことだけを重視してルートを決めてると、こういう隠れた宿を見落とすのが痛い)
●16:50 お買い物@エブリワン
旅館を出て、駅近くに見慣れぬコンビニがあったので入ってみる。
(ファミマ傘下で、熊本・鹿児島中心のチェーンらしい)
焼きたてパンなどホットスナック系を広めのコーナーで売っているほか、上の写真の「このまんま焼きそば」のようなローカル商品も売っているのが面白く、素泊まり宿での夜食代わりにとついいろいろ買い込んでしまった。
(袋を開けて直接パクついてる商品写真がちょっとシュール)
ついでに、駅に戻る途中で見かけた自衛隊の事務所。
くまモンもミリタリールックなのが熊本らしい。
●人吉17:30→18:54八代19:11→19:49熊本
ここで時間となったので人吉駅へ向かうと、停まっていた八代行き電車はなぜかさっき見かけた「いざぶろう・しんぺい号」。
この時間帯はアテンダント抜きで普通列車として運行している模様。
(当然、指定席券なしで木目調の背もたれ・テーブルのあるボックス席などにも自由に座れる)
夕飯まで待ちきれなかったので、着席率が3割程度なのをいいことに栗めしもちょっと食べたり。
(ちょっとと言いつつ半分以上食べてるが…甘い栗の実が駅弁としては絶品)
夕暮れの中、迫力の渓谷美を演出する球磨川を窓の外に見ながら、最後まで旅情をたっぷり楽しめた。
●熊本駅
そんな感じで宿のある熊本駅へ。
駅構内のあちこちに表情豊かなくまモンがいるのがさすが本場。
(その横(右上)には「むかん(八ちゃん堂)」の広告があるのも九州っぽい感じ)
といったところで以上。
(あとは先日紹介の熊本のホテル(以下リンク)へ行ってこの日は終了)
安宿旅行記・熊本「第三サンライズホテル」(1泊4000円~)
http://yasuitabi.blog.jp/archives/1058921229.html
電車の本数が少ないものの、観光列車や待ち時間での温泉街巡りなど、移動を兼ねてでもあれこれ楽しめるので鉄道旅好きにもオススメの区間だと思う。
翌日は1日のんびり熊本市内観光を楽しんだが、詳細は熊本市内編にて。
安宿からの旅・LCCと18きっぷで行く九州の旅(熊本移動編・前編)
http://yasuitabi.blog.jp/archives/1060356895.html
熊本へ向かう列車に乗る前に、ちょっと人吉の温泉街を見物して回った。
(熊本らしく町のあちこちにくまモンがいた。こちらのはなぜかミリタリールックだったが…)
●13:50 人吉鉄道ミュージアム
人吉駅を出て右手、線路沿いにある鉄道資料館。
(写真の通り、人吉駅から館内までミニトレインのレールが続いているので、時間が合えば乗ってみるのも面白いだろう)
館内には、大人向けにJR肥薩線・球磨川鉄道の沿線の名所などを紹介する展示物や鉄道関係のニュースが集まった「交通新聞」(の縮刷版)、子供向けにはプラレールや絵本が並ぶくつろぎスペースがあり、電車の待ち時間に立ち寄るのにもちょうどいい。
(なぜか先日訪ねた「たま駅長」で有名な「和歌山電鉄」のグッズコーナーもあったりと、鉄道好きにはたまらない雰囲気)
安宿からの旅・西成から行くわかやま電鉄・たま駅長の旅(後編)
http://yasuitabi.blog.jp/archives/1057959491.html
●14:20 鍛冶屋町通り
人吉駅から東へ歩いて10分ほどの商店街。
石畳の敷かれた道の両側に昔ながらの瓦屋根・なまこ壁の建物の醸造所・飲食店などが並び、風情を感じながらのぶらり歩きにもってこいだった。
(しょうゆ蔵などの見学もできる模様)
また、戦国時代にポルトガルから伝わったカードゲーム「ウンスンカルタ」を国内で唯一伝える「ウンスンカルタの家」という施設もある。
(1~9の数字に6種の絵札で麻雀のような絵柄。温泉で泊まっていく方なら、ちょっとした娯楽で遊んで行くのにいいかと思われる(自分は立ち寄りだけなので時間がないためパス))
近くにあった看板。
あの「巨人V9」の監督・川上哲治氏の記念球場もわりと近いらしい。
●15:00 人吉城跡
鍛冶屋町通りを抜けた後、さらに南東へ歩いて球磨川を渡った先にある城跡。
天守閣はないが、石垣の上に登ると温泉街を一望できる展望台になっているので、ひと風呂浴びる前の散策で立ち寄るのにちょうどいい。
●15:20 人吉球磨は、ひなまつり
人吉温泉や球磨川周辺で2~3月に行われていた雛祭りイベント。
人吉城跡から駅付近へ戻るついでに通った商店街では、宝石店やブティックなど人形と関係のないお店でもショーウィンドウに雛壇飾りを並べていて、気合の入った感じだった。
昔からの商店街ということで、こんな感じにビクター犬が並んでいる店もある。
(薬局のサトちゃん・コルゲン・ゾウの人形よりややレア?)
●15:40 青井阿蘇神社(国宝)
人吉駅から歩いて5分ほどの神社。
門や拝殿などが茅葺き屋根という珍しいたたずまいが特徴的で、国宝指定の神社でもあるので温泉のついでにぜひ立ち寄りたい。
(平日でも外国人ツアー客が多数出入りしていたのが驚きだったが、やはり大陸の近くだからなのだろうか)
●16:20 日帰り温泉@人吉旅館
人吉駅から歩いて10分ほどの温泉旅館。
国登録有形文化財にも指定されている昭和初期に建てられた歴史あるたたずまい(天井部分の丸太など)を残していて、日帰り利用でもなかなかくつろげた。
また、ロビーには創業当時の昭和の時代を思わせるブリキの自動車やメンコなど懐かしいおもちゃを集めた展示コーナーがあり、入浴後に体を冷ます間の時間つぶしにちょうどいい。
(懐かしい絵柄の「痛快ブック」や「ハリマオ」のお面など、60代オーバー向け?)
初期の特撮「月光仮面」の手ぬぐい(?)や美空ひばりの特集をやっていた頃の「明星」などもあった。
(生まれる前の話なのでどれだけ貴重かは正直ピンとこないが…「テレビ探偵団」でちらっと見たレベル)
これで朝食つき2名1泊9000円~のお手頃プランもある宿らしいので、正直この日のうちに熊本へ行くのを待ってここでのんびり泊まっても良かったかと反省。
(宿の価格と乗車距離を稼ぐことだけを重視してルートを決めてると、こういう隠れた宿を見落とすのが痛い)
●16:50 お買い物@エブリワン
旅館を出て、駅近くに見慣れぬコンビニがあったので入ってみる。
(ファミマ傘下で、熊本・鹿児島中心のチェーンらしい)
焼きたてパンなどホットスナック系を広めのコーナーで売っているほか、上の写真の「このまんま焼きそば」のようなローカル商品も売っているのが面白く、素泊まり宿での夜食代わりにとついいろいろ買い込んでしまった。
(袋を開けて直接パクついてる商品写真がちょっとシュール)
ついでに、駅に戻る途中で見かけた自衛隊の事務所。
くまモンもミリタリールックなのが熊本らしい。
●人吉17:30→18:54八代19:11→19:49熊本
ここで時間となったので人吉駅へ向かうと、停まっていた八代行き電車はなぜかさっき見かけた「いざぶろう・しんぺい号」。
この時間帯はアテンダント抜きで普通列車として運行している模様。
(当然、指定席券なしで木目調の背もたれ・テーブルのあるボックス席などにも自由に座れる)
夕飯まで待ちきれなかったので、着席率が3割程度なのをいいことに栗めしもちょっと食べたり。
(ちょっとと言いつつ半分以上食べてるが…甘い栗の実が駅弁としては絶品)
夕暮れの中、迫力の渓谷美を演出する球磨川を窓の外に見ながら、最後まで旅情をたっぷり楽しめた。
●熊本駅
そんな感じで宿のある熊本駅へ。
駅構内のあちこちに表情豊かなくまモンがいるのがさすが本場。
(その横(右上)には「むかん(八ちゃん堂)」の広告があるのも九州っぽい感じ)
わけあり『ひとくちむかん500g』(外皮をむいた冷凍みかん) |
といったところで以上。
(あとは先日紹介の熊本のホテル(以下リンク)へ行ってこの日は終了)
安宿旅行記・熊本「第三サンライズホテル」(1泊4000円~)
http://yasuitabi.blog.jp/archives/1058921229.html
電車の本数が少ないものの、観光列車や待ち時間での温泉街巡りなど、移動を兼ねてでもあれこれ楽しめるので鉄道旅好きにもオススメの区間だと思う。
翌日は1日のんびり熊本市内観光を楽しんだが、詳細は熊本市内編にて。