人生格安旅行日記

自分が一人旅行で使った安いホテルの宿泊レポートを細々まとめていくブログです。 (1泊3000円くらいが理想)他、安宿からの旅行記(全て一人旅。無料スポット巡りが多め)や18きっぷでの途中下車旅なども。 enjoy Japan trip in cheap hotels! (solo travel)

2015年12月

前回、レンタサイクルで浜名湖周辺をサイクリングした続きから。

 安宿からの旅・静岡・天竜浜名湖鉄道(2013年6月)(前編)
 http://yasuitabi.blog.jp/archives/1047882270.html

昼食を食べるべく気賀駅へと戻る。
その途中、湖沿いの道路の上を走る天浜線の列車とすれちがったので何となく撮影。
(こんな感じで列車を待って写真を撮るのってなんとなくプロ気分(気分だけだが))
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●12:45 昼食@気賀駅「貴長」
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目ぼしいお食事処が見つからないまま、レンタサイクルを借りた気賀駅に戻る。
空腹が限界のため、駅に併設のラーメン屋「貴長」で食事。
(きれいに駅と一つ屋根の下で営業している姿がいい感じのたたずまい)

稲の青葉を練り込んで食物繊維が豊富な麺を使った「貴長塩ラーメン」がなかなかのお味だった。

風情ある駅舎内で次の電車を待つ。
使い込まれた感じで縁が磨り減った長椅子、その上の座布団を見てると寝たくなるが、さすがに公共の場なので我慢。
(サイクリングと食事の後なので眠気は十分だったが…)
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●13:17 気賀駅→13:58 新所原駅
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眠かったので、休憩もかねて西側の終点・新所原駅まで乗ることにする。
(この時間だと乗客はほとんどおらず、ボックス席でゆったりできるのも嬉しい)

先ほどサイクリングで通った道を高台の線路から眺めてると、途中ライダーの一団が。
バイクで湖一周というのも楽しそうである。
(バイク免許はないので、なんならカブで…)

うとうとしてるうちに40分ほどで新所原駅に到着。
ここの名物は「駅のうなぎ屋」で、駅舎内で国産鰻が買えるのが特徴。
(さすが浜松。今年はこの値段から値上がりしてるかもしれないが)
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●14:20 新所原駅→14:42 都筑駅
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西の端の新所原駅から、再びスタート地点の掛川駅へ向かい引き返す。
平日の昼下がりであいかわらず乗客はまばら。

途中の駅ホームにあった「天浜線趣味舎」。
なにやら農機具が集まったよくわからないスペースだが、こういうのが残ってるのも古い駅舎のいい所。
(廃屋巡りのような雰囲気も漂う)
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20分ちょっとで都筑駅に到着。
ここは駅の8割くらいが隣のパン屋さんに占拠されているつくり。
(レンガ造り風の外観が目立っていて、駅ごとの個性あるたたずまいも見ていて楽しい)
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駅から歩いて5分ほどで浜名湖の隣の湖・猪鼻湖がある。
日陰の涼しい中の湖畔散歩もまたよい。
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散歩の後は駅に戻り、電車の時間まで併設のパン屋さん「メイ・ポップ」で一息。
(昼食を食べた「貴長」と同様、ここもマンガ「鉄子の旅」に出ていたお店)
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手作りパンの他、セルフコーヒーも「1パイ100円」とお手頃。
目前が駅のホームという面白い立地なのもよし。

●15:42 都筑駅→17:21 掛川駅
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後はのんびりと湖を見ながら帰りの電車に揺られていく。
広い湖面の上の高い青空が夏らしくていい。

湖面の後は静岡らしい茶畑なども見ながらの帰り道。
(帰宅ラッシュの始まる頃に掛川駅に着き、宿(以下リンク)のある焼津行き電車へ乗り換えて帰路に着いた)
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ということで以上。

見どころは浜名湖と古い街並み、駅舎くらいしかないように見えるが、朝夕のラッシュ時以外は乗客がほどほどでいつでもゆったり座れるので、浜名湖の自然たっぷりな中でのんびりと電車旅をしたい方にはオススメだと思う。

今回は過去に紹介した安宿近くを旅行した時の話を。

先日紹介した宿、静岡「ウィークリー翔 焼津」に泊まった時、天竜浜名湖鉄道の沿線をあちこち歩いてみた。

 安宿旅行記・静岡「ウィークリー翔 焼津」(1泊1900円~)
 http://yasuitabi.blog.jp/archives/1011298692.html

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焼津駅から天浜線の乗換駅・掛川駅まではJRで30分ほど。
この宿に連泊していたので、1日まるまる使って天竜浜名湖鉄道を見て回れた。
(もちろん、天浜線の1日フリーきっぷを使用)
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 お得な乗車券|イベント&ニュース|天浜線
 http://www.tenhama.co.jp/event/joshaken.html

●8:19掛川駅→8:43遠州森駅
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掛川駅から天浜線の8時台の列車に乗ったが、まだ通学・通勤時間(+病院へ向かう老人も多い)のせいか、1両のワンマン列車は結構な混みよう。
そんな列車の外には昔ながらの古民家のような駅舎や田園・茶畑が広がる穏やかな風景が広がる。
(駅にぽつんと立って列車を見送る親子連れ。駅舎と同じく時間が止まったような昔ながらの風景)

●9:10 二俣本町駅
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まず降りたのが二俣本町駅。
(例によって降りたのは自分1人)

ホームの待合室は木枠に透明なトタンを張った簡素なつくりで、歴史を感じるたたずまいがいい感じ。
(木製の長椅子は寝るのも楽そう。隅に立てかけられた傘は善意ある方が置いていってくれたのだろうか)
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駅舎はこんな感じ。
建物の片側に自然な感じで飲食店が併設されているのも天浜線の駅の特徴。
(この駅はそば屋・葉月)
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ここから歩いて15分ほどで隣の天竜二俣駅に到着。
(7月が近いということで入口には七夕飾り。駅の隣にはラーメン屋「ホームラン軒」が併設)
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駅のホーム近くにはブルートレインっぽい古い客車が留め置かれていた。
こういうのを見ると、かつては国鉄路線だったことを改めて実感する。
(戦時中、沿岸部を通る東海道線が攻撃された時の迂回線にもなっていたらしい)
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また、ホームの端には昔使っていたと思われる「通票受器」という螺旋状の物体が立っていたりと当時の名残もちらほら。
(鉄道ファンにはおなじみ「タブレット」という輪っかをここに引っ掛けるらしい)
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●9:52 天竜二俣駅→10:23 気賀駅
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再び電車に乗って天浜線を西へ進み、気賀駅で下車。
(ここも木製の改札ゲートなど風情あるたたずまい。ささやかな七夕飾りが華を添えていた)

この駅は浜名湖に近く、レンタサイクルを借りて湖周辺をサイクリング。
(安定のカゴ付き買い物自転車。バッグを入れられるので安心(大人500円/1日))
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湖沿いは平坦な地形あり、アップダウンありと海のように広い浜名湖の湖面を横目に楽しく走れる。
(平日でほとんど人がいなくてのびのび行けるのが嬉しい)
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●11:40 寸座駅
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湖面と夏空ののんびりした風景を楽しみながら、2つ隣の寸座駅までサイクリング。
高台の上にあり、ホームから浜名湖の湖面が広々と見渡せるのが特徴。
(ちょうど列車が来ていたので、一緒に撮影)

さらに西へ行くと東名高速の浜名湖SA付近に辿りついたが、さすがに食事時が近づいたので引き返すことにする。
(ヤシの木などがいい雰囲気なので、いずれドライブで通ってみたい)
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次回へ続く。

安宿からの旅・静岡・天竜浜名湖鉄道(後編)


※この時使ったのはこのホテル。東海道線焼津駅そばで1泊1900円~とお手頃。

 安宿旅行記・静岡「ウィークリー翔 焼津」(1泊1900円~)
 http://yasuitabi.blog.jp/archives/1011298692.html

今回は過去に紹介した安宿近くを観光した時の話を。

2年ほど前の話になるが、先日紹介した宿「ビジネスホテル来山北館」に泊まったついでに路面電車の阪堺線の沿線でぶらり途中下車の旅をした。

 安宿旅行記・大阪・新今宮「ビジネスホテル来山 北館」(1泊2400円~)
 http://yasuitabi.blog.jp/archives/1014557373.html

●9:00 南霞町駅
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宿から近い、JR新今宮駅そばの南霞町駅からスタート。
(例によって通勤ラッシュが終わる9時頃から。乗客が少なくゆったり座れた方が車窓を気兼ねなく楽しみやすい)

写真の向い側のホームに古びた窓口があり、ここで一日乗車券「てくてくきっぷ(600円)」を購入。
(車内でも運転手から購入可能らしい)

電車に乗る前に旅の途中で飲むドリンクを補給。
(いつも通り、西成定番の激安自販機へ)
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伊藤園の「TEA'S TEA(マスカット&ダージリン)」が30円と安かったが見るからに味が微妙なので、まだ比較的無難そうな「キレートレモン・スパークリング(50円)」を買う。

※この周辺の自動販売機は見慣れない珍品っぽい見切り品が色々並ぶ。
 (珍品ゆえに在庫処分となったのだろうか。以下は関連記事)

 1本20円~大阪・ドヤ街の激安自販機(2015・春)
 http://doya-gai.blog.jp/blog-entry-580.html


●9:25 あびこ道駅
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券を買って次に来た列車に乗ってみると、この列車は終点(浜寺駅前駅)でなく途中のあびこ道駅止まり。
(近くに車庫があるかららしい。駅自体は簡素な屋根があるだけの停車場という感じ)

●あびこ道駅0930→1000浜寺駅前駅
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次に来た浜寺駅前駅行き列車でまずはとりあえず終点を目指す。
(まず終点まで乗って路線全体を見渡して、面白そうな駅に立ち寄りながら戻っていくスタイル)

上の写真は、あびこ道駅を出てすぐに渡る大和川。
街中を抜けてつかの間の開放感ある風景が広がる。
(路面電車は、前の方の席は大抵すぐ降りたい人で埋まっているので、最後部の席がなにげに穴場)

堺の付近では車道に挟まれた間を走ったりと、意外と多彩な車窓を見せてくれる。
(保線の方が作業中で、列車が通り過ぎるとすぐ線路上に戻っていた)
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●浜寺公園駅
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浜寺駅前駅(写真左)を出て、浜寺公園と反対側に歩いた突き当たり(右手奥)にある「現役最古の洋風駅舎」。
外壁や柱の装飾がお洒落な感じで、阪堺線の駅の方が古く見えるほど。

構内は天井の高い古めかしい雰囲気で、自動改札機はあるが当時の面影が随所に残っている。
(左の窓口があったと思われる部分はポスターや板で塞がれていた)
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●浜寺駅前駅1035-1040船尾駅(商店街散策)
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浜寺公園駅と浜寺公園を散策した後、大阪(天王寺)方面へ戻る列車へ。

続いては、行きの車内から見えた商店街が気になっていた船尾駅で降りる。
道幅の狭い昔ながらの商店街がいい雰囲気。

ぶらり旅らしく、ふと見つけた和菓子屋「美乃や」へ。
店先の立て札で気になった「みかん大福」を購入。
(いちご大福の要領で小さなみかんが丸ごと1個大福の中に入った一品。お味もなかなか)
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●船尾駅1050-1110大小路駅
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次は南海線・堺駅の最寄駅である大小路駅で下車。
行く途中、線路が車道に挟まれた風景を見たが、この大通りは「紀州街道」らしい(石柱があった)。

少し早めの昼食をとろうと大通り近くの商店街「山之口商店街」へ。
(「ゆっくり走ろう」とあるが、まずアーケード内での自転車走行は禁止すべきでは…)
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ふと見つけたたこ焼き屋「ぼん凡」で「たこ焼き」を注文。
ゆずぽんのタレがなかなかだったが、一皿では昼食には不足と思ったので「たこせん」も追加した。
80-2

●12:10 堺駅周辺
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食後は南海線・堺駅方面へ足をのばしてみる。
南蛮貿易の時代から開けていた貿易港らしく、当時を思わせる壁画なんかもある。

船尾駅付近から歩いて10分ほどで堺駅。
「利休のふるさと」ということで茶人・千利休をアピールしていた。
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堺駅の裏手へさらに少し歩くと、堺港の湾内を見渡せる広場に出る。
写真の右手、対岸に建つのは「龍女神像」というらしい。
(平和と繁栄のシンボルとして「乙姫さん」の愛称で親しまれていたとのこと)
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また長くなりそうなので、後編へ続く。


前回、御宿でラクダ像を見たり砂浜散歩などをした続きから。

●御宿駅1145→1152勝浦駅
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ホームからもヤシの木が見える御宿の次は勝浦へ。
(この時間だと乗客はまばらで、のんびり車窓を楽しめる)

ほどなくして勝浦駅に到着。
ホームの階段を登るとご当地キャラのカッピーと雛人形がお出迎え。
(勝浦は神社の石段などを使った大雛壇飾りも有名)
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●12:10 昼食(宮下)
P2130135

ちょうどいい時間なのでここで昼食。
駅近くの中華屋・宮下に入る。
(客入りはほどほどでゆったり座って味わえた)

ここの名物は「ラージャン麺」。
(店先に「担々麺」の幟は出ていたが、最近ちょっと有名になった「勝浦タンタンメン」との関連は不明)
真っ赤なスープにちょっと尻込みするが、意外と辛さはほどよい程度で、暑い中汗をかきたい時にオススメな感じだった。
(半ライスもつけて残らず味わうのもまたよし(ラージャン麺700円+半ライス100円))


●12:50 遠見岬神社
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食後、海岸付近の道を散歩して朝市通りを抜けると遠見岬神社。
長い石段が改修中で上には登れなかったが、3月の「ビッグひな祭り」時はこの長い石段に雛人形が飾られるらしく、また見に来たい。

●13:00 商店街散策
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お参りの後は近くの商店街を散策。
昔のままの建物で営業している商店が結構残っていて、懐かしい雰囲気の中を歩くだけでも楽しい。

そんな中にあったのが「ガンバレ!!いすみ鉄道」と書かれた自販機。
いすみ鉄道の黄色い車両を思わせるカラーリングと絵柄が印象的。
(千葉からここまで来る途中に乗換駅の大原駅がある)
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さらに「熱血!!勝浦タンタンメン船団」の自販機も。
(先日の「B-1グランプリ 2015」でついにゴールドグランプリを獲得したとのことで、今後の発展も楽しみである)
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●13:10 覚翁寺
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商店街のつきあたりにあったお寺・覚翁寺。
境内に松の他にヤシの木も生えているのが港町のお寺っぽい雰囲気。

●謎の花火屋
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駅へ戻る途中で見かけたお店。
看板は「BOOKS」と書店風なのに店先の垂れ幕は「花火まつり」で、店内には打ち上げ花火や花火セットなどがずらっと並んでいるという謎のお店だった。
(夏だけ花火で、他の季節は本業の本屋に戻るのかもしれないが)

●勝浦駅1340→1350上総興津駅
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ここらで勝浦からもう少し南へ移動。
この辺は車窓に海が広がる絶好の撮影ポイントでもある。
(風が強く、白波が激しく打ち付けていた)

●上総興津駅
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駅前からまっすぐ駅前通りがのびてバイパスに通じているという田舎町によくある駅前風景。
「歓 釣りと海水浴(赤字)の興津 迎」というゲートも懐かしい雰囲気。

そのうたい文句の通り、バイパス沿いの家の間の路地から裏手に回ると…
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すぐそばに海が広がっていた。
こういう自然な感じの砂浜も悪くない。
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波打ち際を歩くと大量の海藻が打ち上げられているのもまた自然な感じ。
(食べられるのかは不明)
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駅へ戻る途中にあった薬局のタモリの「ユンケル黄帝」の広告。
(色あせ具合が時代を感じる。30年くらい前?)
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ということで以上。
(前日までの長旅の疲れと暑さで体力が持たなかったので早めに引き上げた)

意外と見どころが多いので、大回りだけでなく途中下車しながら回ってみるのも面白いかと思う。
(内房線側を回るなら木更津や鋸山(浜金谷駅)あたりがオススメだろう)

 (関連記事)「木更津キャッツアイ」のロケ地・中の島大橋
 http://18kipper.blog.fc2.com/blog-entry-325.html

 

 
 

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