人生格安旅行日記

自分が一人旅行で使った安いホテルの宿泊レポートを細々まとめていくブログです。 (1泊3000円くらいが理想)他、安宿からの旅行記(全て一人旅。無料スポット巡りが多め)や18きっぷでの途中下車旅なども。 enjoy Japan trip in cheap hotels! (solo travel)

2015年05月

前回、那珂湊駅で名物の焼きそばを食べた続きから。

●那珂湊駅13:30→勝田駅→友部駅→15:00下館駅
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ひたちなか海浜鉄道から乗り換えを繰り返し、JRから真岡鉄道への乗換駅である下館駅へ。
ここからは1両だけのワンマンカーで先を目指す。
(緑と赤のカラーリングはスイカを思わせる)

●下館駅15:00→15:30真岡駅
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休日の昼下がりだが、自分以外に乗客は数人だけ。
ほぼ田園だけが広がるのどかな風景が続く。
(仕事の忙しい時にこんな時間を過ごしてリフレッシュできるのがベストだが、大抵忙しい時はそんな時間も元気もないことが多いという皮肉…)

途中、行き違いのためしばし停車した折本駅。
瓦とトタン屋根のいかにもって感じの昔ながらの無人駅に風情を感じる。
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そして、下館駅から30分ほどで真岡駅に到着。
ちょうど真岡鉄道の名物・SLが発車する直前で、SLっぽい駅舎と黒煙をあげるSL車両という珍しい2ショットを車両の先頭から撮影。
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●真岡駅・真岡市情報センター
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真岡駅に併設の施設で、4階の鉄道展示コーナーには真岡鉄道の歴史を伝える展示物が並ぶ。
(昔の駅名標や料金表、ヘッドマークなど。
 昔の表記は「もおか」でなく「もうか」だったらしい)

その隣には、小学生以下限定の「バーチャリティ」(バーチャルリアリティでなく…)という遊具が。
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「自動車と電車の運転を体験できる」と説明があったが、よくよく見ると「電車でGO!」のプレステ版コントローラーが。
(かれこれ10年以上前? ちなみに自動車の方は「グランツーリスモ」だった)

子供が荒っぽく操作して壊さないよう、ブレーキレバーにダンボールの手作りカバーがついてるのもまた泣かせてくれる。
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あまりに懐かしすぎるので、年齢制限がなかったらちょっとやってみたかった気分。

●SLキューロク館
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続いて、駅舎の隣にあるSLキューロク館へ。
こちらは館内にSL車両や昔の客車(「スハフ44 25」「平-原ノ町」「急行ときわ」とあった)があり、間近で車両を見たり、SLの機関室や客車内の座席に座ることも可能。

昔の客車の洗面台部分も保存されていたり、床やドアが木製だったりとかなりの年代物ということが素人の自分にも伝わってくる。
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●真岡駅16:10→17:00茂木駅
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この時点でほぼ夕方近くだったのと雨が降り出しそうだったので、とりあえず真岡鉄道の終点まで乗ってみることに。
終点の茂木駅に着いた時はかなりの雨模様だったので、駅周辺の散策は諦め、降りた電車にすぐ飛び乗って引き返すことにした。
(滞在僅か5分ほど…)

●17:40 益子駅
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帰る途中、雨が止んだので陶器市で有名な益子駅で降りてみた。
改札のすぐそばに益子焼きの壷があったり、何気ない町角に陶芸家の写真が飾られていたりと、それなりに気分は味わえた。
(とはいえ普段は静かな町で、走り回る選挙カーだけがやかましかった)

ということで以上。
フリーエリア内をほぼ横断する形となり、無理があったかと少し反省。
(ひたちなかの後は水郡線の盲腸線部分に行った方がもう少しゆっくりできたかもと少し反省)

とはいえ真岡近辺はそうそう行く機会がないので、今行っておかないといつ行く気になるかわからなかったのもまた本音。
なのでよしとしたい。

前編でも書いたが、「ときわ路パス」は取手駅~勝田駅のJR往復だけでも元が取れる(切符は2150円。取手駅~勝田駅のJR往復で2980円)かなりお得な切符なので、ここまで無理な使い方はしなくても、茨城・栃木旅行のおともに使ってみてはどうか。
(期間限定なので、次の発売スケジュール発表を待ちたいところである)

今回は身近で格安に旅行をした時の話を。
先日、JRのおトクなきっぷ「ときわ路パス」で「国営ひたち海浜公園(ひたちなか海浜公園)」「真岡鉄道」などへ行った。

これは主に茨城や栃木のJR線・一部私鉄線(鹿島臨海鉄道、ひたちなか海浜鉄道、関東鉄道など)が乗り放題になる切符。
(1日乗り放題で2150円) 
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ただ、期間限定でしか発売されず、しかも土日祝のみ利用可能と少々使いづらいのが難点。
(現在は期間外のためか、JRのサイトから情報が消えていた。切符の廃止フラグじゃないことを祈りたい)

 ときわ路パス - Wikipedia

どれくらいお得かというと、単純に西から「国営ひたち海浜公園」のある勝田駅・阿字ヶ浦駅へ向かうとした場合、乗り放題区間である取手駅~勝田駅が片道1490円。
この区間の往復だけで切符の元が取れてしまう。
(もちろん、勝田駅~阿字ヶ浦駅のひたちなか海浜鉄道の運賃、公園を見た後にあちこち行く分の運賃もタダとなる)

※ちなみに、前回使った時は関東鉄道・鹿島臨海鉄道・ひたちなか海浜鉄道などに乗って沿線名所を見て回った。

 (参考記事)茨城・勝田のローカル線、ひたちなか海浜鉄道・駅めぐり

●7:40 取手駅で切符購入
西の方から常磐線で茨城に向かう途中、まずはJR取手駅で一旦降りて、JRの窓口で「ときわ路パス」を購入。

この日は「国営ひたち海浜公園」のネモフィラが見頃の時期。
しかも土日ということで混雑が予想されたので早めに出発した。

●9:30 勝田駅
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勝田駅でJRからひたちなか海浜鉄道へ乗り換え。
車両のヘッドマークでさりげなくネモフィラをアピールしているのがいい感じ。

ひたちなか海浜鉄道といえば、今なお現役で走る旧式車両。
昔ながらのボックスシートに本当の網を使った網棚と扇風機という昭和気分を味わえる。
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●10:00 阿字ヶ浦駅着→無料シャトルバス
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阿字ヶ浦駅で駅のそばから期間限定で出ている公園への無料シャトルバスを利用。
ところがこのバスが茨城交通のもので、1台だけアニメ「ガールズ&パンツァー」のラッピングバスが混ざっていた。

写真の通り外も中も登場キャラだらけで、年配の人が多かった車中は微妙な雰囲気だったのが印象的。
(「ときわ路パス」を使うと、大洗も行こうと思えば行けるのだが…)

●10:15 国営ひたち海浜公園
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阿字ヶ浦の海岸を通った先に国営ひたち海浜公園がある。
入場ゲートから歩いて10分ほどで、お目当てのネモフィラが咲く「みはらしの丘」が見えてくる。

ネモフィラに包まれたつづら折りの山道を登って丘の頂上へ。
青い花々の向こうには海も見渡せるいい眺め。
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丘を降りると黄色い菜の花畑が。
黄色と青の花壇が合わさるとまた美しい風景に。
(いい撮影スポットには行列ができ、見るのもなかなか一苦労)
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その近くには古民家があり、昔ながらの「ガマの油売り」を実演していたり。
かなり広大なので、ネモフィラ以外でも丸一日楽しめるボリュームである。
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●12:20 阿字ヶ浦駅→那珂湊駅
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切符を生かして他にも見たい場所があったので、公園は1時間くらいで切り上げて次は那珂湊駅へ。
ホームに半年ほど前に開業した新駅「高田の鉄橋駅」(まんまなネーミングがなんとも…)の看板が置かれていた。

駅近くの中華屋で地元の名物らしい「那珂湊焼きそば」を注文。
歯ごたえのあるそばと癖になりそうなソースの旨みがなかなかよかった。
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なお、「新・鉄子の旅」でも紹介された路線だったらしく、駅のショーケースには作者さんが寄贈したっぽい絵も。
(絵柄は好みの分かれそうな感じだが、情報量はそれなりに充実してるマンガだと思う)
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また長くなりそうなので、後半へ続く。

今回は過去に紹介した安宿近くを旅行した時の話を。
先日紹介した宿、「アムズホテル」に泊まったついでに、同じ富山県・氷見の「忍者ハットリくんロード」などを観光した。

 安宿旅行記・富山「アムズホテル」(1泊3900円~)

藤子不二雄(A)先生の生家がある富山県・氷見。
それにちなんで市内には先生の作品キャラクターにちなんだスポットが多数並ぶ。

※喪黒福造のいるバス停もあり。
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※商店街のあちこちにキャラクターが並んでる「忍者ハットリくんロード」など。
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●JR氷見線で高岡→氷見へ
3/14の北陸新幹線開業と共に石動駅~越中宮崎駅までが第3セクター「あいの風とやま鉄道」となったことで、孤立したJR線となったJR氷見線。
(先日の記事で、富山駅で氷見行きの切符を買った続きとなる)

 安宿からの旅・「あいの風とやま鉄道」に乗る

 平日の8時半頃の高岡発氷見行きの列車で氷見駅へ向かう。
(古風なボックス席と網棚のある旅情満点の車両)
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途中、雨晴海岸付近では海岸ギリギリを走る迫力の車窓が楽しめる。
(氷見方面に向かって右手。天気がよければ海の向こう(右手後方)に立山連峰も見える)
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※鉄道旅行マンガ「鉄子の旅」でも紹介されていた風景である。
 (かれこれ10年近く前の作品だが、「鉄道BIG4」でおなじみの南田氏が既に出てきていたりとなかなか楽しい)



●忍者ハットリくんロード
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氷見駅から歩いて10分ほどで見えてくる。
「忍者ハットリくん」などでおなじみの藤子不二雄A先生の作品キャラクターやオリジナルのご当地ゆるキャラなどの人形が商店街のあちこちに並んでいて、先生のマンガで育った者にとってはたまらない空間。
(お店のシャッターや柱にも描かれているので、隅々まで探すと色々な発見が)


●氷見漁港
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忍者ハットリくんロードを抜けて海岸方面へ進むと静かな漁港に到着。
港周辺には忍者ハットリくんの壁画(写真)があるほか、藤子不二雄A先生の描いたご当地キャラ「ひみぼうず」の人形もある。

●喪黒福造のいるバス停
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忍者ハットリくんロードから少し外れた場所には「笑ゥせぇるすまん」であなじみ喪黒福造の人形がある。
バス停のそばで「ドーン!」とやっていて、夜に見たらバスの運転手が驚かないのかと不安になるほど。

●潮風ギャラリー
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ハットリくんロードの途中にある。
(入口横には立山連峰をバックにムササビで飛ぶ「ハットリくん」キャラが勢揃い)

先生の作品原稿の展示やアニメ作品の上映、さらに単行本を自由に読めるスペースも用意されていて、電車の時間までずっとマンガを読んで行ってもいいくらいの場所となっている。
(「笑ゥせぇるすまん」で喪黒福造が全国の観光名所などを歩く最近の連載?らしい原稿もあった)

また「氷見線100周年」の電車のヘッドマークなどのレアもの展示もあり。
(2012年に走った記念列車の物らしい)
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●光禅寺
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忍者ハットリくんロードの裏通りにあるお寺。
藤子不二雄A先生の生家ということで、ハットリくんの他に「怪物くん」「プロゴルファー猿」「喪黒福造」と、作品キャラが揃い踏み。
(ある意味珍しい4ショットと思われる)

●ひみぼうずラッピング列車
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帰りに乗った列車は、たまたまご当地キャラ「ひみぼうず」が描かれたラッピング列車だった。
(高岡駅から反対方向にのびる城端線も走るらしい)

車内には氷見の見どころや沿線風景(立山連峰など)の写真が貼られていて、最後まで観光気分を盛り上げてくれた。
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という感じで、早朝から午前中を使っての氷見観光は以上。

マンガ好きな方なら、北陸新幹線での金沢観光のついでにこちらも回ってみるのも悪くないと思う。
(電車本数の少なさがネックだが、高岡での電車の待ち時間は高岡大仏でも見ていくといいだろう)

自分が旅行で使った、安いホテルの宿泊レポートシリーズ。

今回は珍しく東京都心、人気観光地・浅草の駅そばにある「ホテルカワセ」。

ホテルの場所は、浅草駅から歩いて1分の浅草の中心地。
(スカイツリーの見える吾妻橋や東武浅草駅のある交差点のそばという好アクセス)
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カプセル・シングル・ツインなどの部屋タイプがある中、今回は一番安いカプセルルームに宿泊。
(1階のフロント横には「履物卸・川瀬商店」があるという珍しいフロア構成(浅草といえば革製品・履物も有名))
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カプセルルームはドア式でなく、カーテンで仕切られた旧式の2段式の部屋が並ぶ。
(昔の寝台列車のような感じ。しかしテレビは液晶)
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人がいるのかいないのかわかりづらい雰囲気だが、カーテン1枚しか仕切りがないと、やはり音を立てないように気を使ってしまう。
(ドヤ街の宿のようにテレビにイヤホンが備え付けられていたので、推して知るべしと言うことか)

 (参考)大阪・西成「ビジネスホテル 喜久家」(1泊1400円~)

荷物は部屋の横のロッカーに入れる形式。
幅20cm位の薄い形状なので、大きいトランクがあって盗まれるのが不安な方は、ホテル外の大型ロッカーを使うしかないかもしれない。
(カプセルルームでのチェックイン時、渡されるのは部屋でなくこのロッカーのカギ。あとタオルとアメニティ)
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バストイレは共用で、浴場は浴槽2人、洗い場4人位入るのがやっとという感じ。
(17時前だと誰もいなかったので、早めに入った)

トイレには外国人向けにこんな注意書きも。
(外国人に和式便器はわかりづらいのだろうか…一応洋式便器もある)
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なお、共有スペースの談話室がある。
「レストラン 祭り茶屋川瀬」という古い看板があり、元々はホテル客用に食事を出していたのだろう。
(こういう歴史を感じる部分が残っているのも古いホテルの面白い所)
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寝るまではそこでゆったり座ってテレビやマンガを見て過ごし、寝る時だけカプセルに入るようにする過ごし方もありだろう。
(お金に余裕があれば、外で飲み歩いたり夜遊びするのだろうけど)

マンガのラインナップはざっくばらんという感じで、なぜかマンガ本に挟まって「実況Jリーグパーフェクトストライカー(180円の値札付き)」があった。
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さらに外国人にも人気の「ナルト」の横には、3DSゲーム「初音ミク Project mirai」の「ハイクオリティお弁当箱」があり、ますますカオスな雰囲気。
(ホテルの備品なのか、誰かの忘れ物かは不明…)
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お茶用のポットや炊飯器もある。
(外国人向けに米の炊き方が英語で説明されていて、客層に外国人が多いっぽいことが窺える)
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これでカプセルルーム素泊まりで1泊2200円。
(バストイレ付きシングルなど、他の部屋タイプは少し高くなる)

カプセルルームが旧式なためか、休日の前日の宿泊でも、2日前に楽に予約が取れた。
(他のタイプは結構部屋が埋まっていた)

カプセルホテルが気にならない方(B寝台?だと思えば…)なら、アクセスの良さと安さで活用できるのではないかと思う。
(もちろん他のタイプの部屋ならバストイレもついてて、多少値段が高くてもアクセスのいいホテルとして使えるはず)

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