今回は過去に紹介した安宿近くを旅行した時の話を。

先日紹介した宿、熱海「ファンシービジネスホテル」に泊まるついでに、1月から咲く早桜「熱海桜」など冬の熱海を堪能しに行った。
(行ったのは2017年1月中旬で約1年前。この年は咲くのが平年より早めだったらしい)

 安宿旅行記・静岡・熱海「ファンシービジネスホテル」(1泊4400円~)
 http://yasuitabi.blog.jp/archives/1067985857.html

※桜の他にも格安海鮮丼あり、熱海城などのレトロスポットと冬の海も見どころ盛りだくさんだった。
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●10:00 熱海駅
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この日は10時に熱海入り。
(都心からは普通電車で2時間ほどとわりと近いリゾート地)

新しくなった熱海駅の駅ビル・ラスカや右手の足湯にも惹かれるが、バスの時間があるのでまずはバス乗り場へ。
(この日は「湯~遊~バス」の一日乗車券を使用。温泉街の観光名所を周遊するバスなのだが、伊豆山神社など周遊コース以外の一部路線バスにも乗れる)

 熱海市内名所めぐり 「湯~遊~バス」
 https://www.tokaibus.jp/page.jsp?id=6173

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●10:20 伊豆山神社
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JR熱海駅から路線バスで7,8分ほど、駅の北側の山の上にある神社。
(平日の午前だったが、熱海桜の季節のせいか結構混んでいた。険しい山道なのでバス座席に座れないとわりとツライ(とはいえ自分で運転する気にはならないが))

拝殿はバス停を降りた場所から長い石段を数分登った先にあり行くのはかなり骨が折れるが、振り返れば熱海の温泉街やその先の海岸などを一望でき、登りの疲れが吹き飛ぶような眺めを楽しめる。
(それまでは熱海といえば海・温泉街ということで駅の海側に目が向きがちだったので、なかなか新鮮)
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拝殿からさらに上へ登ることもできるが、体力温存のためここで引き返す。
(メインの桜などはこの後なので、その前に疲れ果てても…というところ)


●11:00 昼食(まぐろや)
バスで再び熱海駅前に戻るともうお昼時。
(人気観光地なら11時過ぎはちょっと早めでも十分お昼時というのが自分の実感。わざわざ12時過ぎになって混んでる時間帯に待たされながらお昼を取るくらいなら、ちょっと早めでもゆったり味わいたいもの)

ということで今回選んだのは、熱海駅前のビル(第一ビル)の地下にある海鮮丼屋・まぐろや。
(「モヤさま2」や「ボンビーガール」に出るほどの有名店らしい)

 まぐろや - 熱海_海鮮丼 [食べログ]
 https://tabelog.com/shizuoka/A2205/A220502/22004165/

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ここの魅力はワンコインからのお手頃価格の海鮮丼。
マグロ丼やネギトロ丼、熱海海鮮丼など豊富な丼や定食を駅のそばで味わうことができ、コスパはかなり高い。
(開店直後の11時過ぎでも既に数人先客がいるほどの賑わい)
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この日は限定10食の「熱海海鮮丼」を注文。
たっぷりのマグロ・イカ・アジ・白身魚が盛られた丼にあら汁やつみれ、付け合せまでついて500円と、かなりのボリュームに大満足だった。
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●湯~遊~バス
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午前は山だったが、午後からは熱海の海や温泉街を観光するべく、観光周遊バス「湯~遊~バス」を利用。
(定額料金でどこまで乗っても1回250円、一日乗車券は700円なので当然一日乗車券を購入)

中は普通の路線バスという感じだが、最前列に観光ガイドの方が色々解説をしてくれるのでバスツアー気分でなかなか面白い。
(平日のバス本数は30~45分に1本で、途中下車してちょいちょい観光しながら回るのもいいだろう)


●熱海駅11:45→11:53マリンスパあたみ・バス停(アタミロープウェイ)
ということでまず向かったのは、アタミロープウェイ。
山頂の熱海城へ向かう短いロープウェイであるほか、併設されてる秘宝館も見もの。
(誰が言い出したかは不明なキャッチコピー「百万ドルの眺望」。右端にはセクシーな人魚も描かれていて大人向けっぽい雰囲気)
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…なのだが、この日の主目的は「ゲームセンターCX」に出ていたゲームコーナー。
ドライブゲームやエアホッケーなど懐かしいゲーム機が色々置かれていて、昔ながらのゲーセンの雰囲気を味わえた。
(それだけのために?と言われれば「そうですが何か?」と答えるしかない。
 ロケ地巡りとはそういうもの。詳細は以下)

 GCCXロケ地巡り(#218・熱海駅「アタミロープウェイ」)
 http://tama-game-retro.blog.jp/archives/69295871.html


●サンレモ公園
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アタミロープウェイのゲームコーナーを見終わった後、バス発車までまだ時間があったのでバス停そばの公園を散策。
熱海市とイタリア・サンレモ市が友好都市となった記念に作られた公園らしく、イタリア風の建物などがある横に熱海桜が咲いていて、いい感じの日伊共演の風景に。


●マリンスパあたみ・バス停12:41→12:51熱海城
次に目指すのは山頂の熱海城。
(アタミロープウェイでも行けるが、湯~遊~バスの一日券があれば追加出費なしで行けるし…と切符の元を取るべくの判断)

ところが城への道がこれまた急勾配・急カーブが続く険しい道で、遊園地のアトラクション並みのなかなかの迫力でこれはこれで楽しめた。
(ロープウェイの海景色もなかなかいいので、満喫するなら行きはロープウェイ、帰りはバスというのもありだと一応フォロー)
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というわけで熱海城に到着。
(日差しが海側からのため、午後だと日陰になってしまうのが見た目的にはちょっと残念)

 熱海城_錦ヶ浦の山頂にそびえ立つ熱海城
 http://www.atamijyo.com/

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お城といえば最上階からのお殿様気分の絶景。
(温泉街と相模湾をぐるりと見渡せるいい眺めが楽しめる)
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その他にも、日本各地のお城や鎧・日本刀などの展示、水平線を見ながら入れる足湯やお城の入場料だけで遊び放題の地下ゲームコーナーなど魅力一杯で、昼過ぎから夕方までたっぷり楽しめた。
(例によってここも「ゲームセンターCX」のロケ地なのだが、ゲーム以外も見どころ十分なので時間が余ってればとりあえず足を運んで損はないと思う。詳細は以下)

 GCCXロケ地巡り(#216・熱海駅「熱海城」(地下ゲーセン編))
 http://tama-game-retro.blog.jp/archives/68462036.html
 GCCX・たまゲーロケ地巡り(#215・熱海城(地上編))
 http://tama-game-retro.blog.jp/archives/72241855.html


●熱海城16:05→16:18起雲閣西口・バス停(和田たばこ店)
3時間ほど熱海城を堪能(うち半分以上はゲーセンだったと思う)するともう夕方。
(冬の観光は日の入りが早いのでスムーズに名所を回らないといけないのが難しい所)

ということで次に向かったのは、熱海の町中にある和田たばこ店。
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「たばこ店」の名の通り基本は昔ながらのタバコ屋(左端に「たばこ」と掲げたカウンターがある)なのだが、豊富な駄菓子や10円ゲーム機などを豊富に揃えた駄菓子屋さんでもある熱海の隠れた人気スポット。
(ゲームセンターCXの他、モヤさま、ヒルナンデスでも紹介されたりとテレビでも有名。詳細は以下)

 GCCXロケ地巡り(#219・熱海駅「和田たばこ店」)
 http://tama-game-retro.blog.jp/archives/60695401.html

ゲームを堪能した後は、10円ヨーグルト・酢イカ・ゼリー・ラーメン菓子など懐かしの駄菓子も買い込み、お店を後にした。
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●17:00 清水町商店街・散策
この時点で17時を過ぎていて、残念ながら湯~遊~バスは運行終了。
(最終便は16:44頃)

あとは夜桜見物して駅近くのホテルに戻るだけだったので、商店街を散策しながら徒歩で移動することにした。
(普通の路線バスの時間をよく調べてなかったのも理由。バスはちょっとした勘違いでえらく時間がかかったり行き先を誤ったりするのが怖い)

この辺は昔ながらの屋根が付いた商店街で、古きよき個人商店が軒を連ねた懐かしい雰囲気。
(熱海銀座付近までかなり長くお店が続いていて、ぶらり歩きをじっくり堪能)
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途中にあった「無料案内所」。
温泉街には欠かせないなと思いきや、よく見ると夜のお店ではなく「葬儀・霊園・寺院のご紹介」だった。
(観光地も高齢化が進んでるということだろうか…「ペットもOK」とあるのもリアリティを感じる)
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●17:10 糸川遊歩道
締めは夜桜。
ということで、熱海桜の名所の1つ・糸川沿いの遊歩道へ。
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幅の狭い糸川の両側にきれいにライトアップされた熱海桜がずらっと並び、一足早い春気分・花見気分を楽しめた。
(1月とは思えない風景で気分だけでも暖かくなれるのが嬉しい。平日の夜で七分咲きくらいだったせいか、人通りがほどほどで静かに見て回れた)
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1日目はここまで。
(あとは駅近くの以下のホテルへ泊まって終了。日帰りもできなくはないのだが、旅先で朝を迎えてこそ観光気分を味わえるかと思い、安宿でも泊まることにした)




2日目は後編へ続く。

 安宿からの旅・1月から春気分・熱海桜などを見に熱海へ(後編)