人生格安旅行日記

自分が一人旅行で使った安いホテルの宿泊レポートを細々まとめていくブログです。 (1泊3000円くらいが理想)他、安宿からの旅行記(全て一人旅。無料スポット巡りが多め)や18きっぷでの途中下車旅なども。 enjoy Japan trip in cheap hotels! (solo travel)

2021年11月

途中下車旅行記シリーズ、31回目はJR肥薩線・熊本県の大畑駅。

 前回:18きっぷ途中下車旅行記(30)・高知・JR土讃線・繁藤駅

※この時は有名な観光列車「いざぶろう・しんぺい号」に乗った(詳細以下)ついでの途中下車タイムで立ち寄った。

 安宿からの旅・LCCと18きっぷで行く九州・肥薩線の旅(熊本移動編・前編)


●ループ・スイッチバック顔出し看板(0:01)
大畑駅といえば線路がループ状になったループ線とスイッチバック。
というわけで、駅のホームにはループ線とスイッチバックの線路をバックに「いざぶろう・しんぺい号」がデザインされた顔出し看板があった。
(急ぎでシャッターを切ったせいか余計な光が入ってしまったのが残念だが、取り直す暇はない)
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●名刺を貼り付ける駅(0:01)
白地に青字の看板は他の駅と一緒として、ここの特徴は駅に来た人が名刺を貼り付けていくこと。

柱や壁、ガラス戸にびっしりと名刺(仕事用っぽいのも多数)が貼り付けられていて、じっくり名前を見ていたらいくら時間があっても足りないほどだった。
(右端には正月の注連飾りっぽいのがまだ飾られていた(3月なのに)が、これはこれで秘境駅っぽくてよし)
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顔写真や会社ロゴ入りの物などもあり、宣伝かと思うほど。
(直筆で自分の名前をしたためたものもあったりする)
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小学校の名札や矢場とんなどおなじみの会社の名刺もあったり。
(いつ頃貼られたもので、貼った人は今何歳なのだろう、元気にしているのだろうかと思ったり)
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●大畑駅・駅舎と外(0:02)
名刺はほどほどにして駅の外へ。
駅を出ると左右に道が延びていて、右側はこんな感じ。
(改めてここが文字通りの秘境なのを実感。スマホもない頃、下調べもせずに何も知らず電車でここに降り立ったら、途方にくれること間違いなしだろう)
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左側を見ると、小さな神社の鳥居が見えた。
(山の上へ続いてたが、さすがに時間がないので割愛)
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●駅舎内(0:03)
再び駅舎の中へ戻る。
ガラス戸も名刺でびっしり覆われていて(台風で窓が割れないよう対策したかのような…)外が見えないほど。
(名刺のせいで日光が入らず、薄暗い駅舎内には時刻表と丸い掛け時計)
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中の照明が質素なランプなのが年代ものの駅舎なのを物語る。
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この駅はホームが駅舎から見て向こう側だったため、早めに探索終了して列車へ戻ることにした。
(ホーム上(写真右端)には謎の置物が見えたが、それをゆっくり見るヒマもない)
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※秘境駅で有名な牛山隆信氏のランキングでは、大畑は17位とのこと。

 秘境駅ランキング

 次:18きっぷ途中下車旅行記(32)・渋沢栄一と赤レンガ駅舎・JR高崎線・深谷駅



格安ホテルに泊まった翌朝、(現地住民の気分で)宿の周辺をぶらりと散歩した思い出の振り返り企画。

 前回:早朝散歩風景で振り返る格安ホテル(2)(名古屋近郊「岩倉ステーションホテル」)

※昨夜見た、煌びやかにライトアップされた湯畑を思い出しつつの散歩でした
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今回は群馬・草津温泉「旅館 田島屋」(宿の詳細は以下)に泊まった日の朝。

 安宿旅行記・群馬・草津温泉「旅館 田島屋」(1泊4000円~)




例によって、朝6時頃に目が覚めたので早速外へ出て散策開始。
(せっかくの草津、一泊二日で帰るのに遅く起きるのはもったいないと、早起きで温泉街を堪能するべく前夜からちょっとテンションがあがってたかも)

とりあえず宿から歩いて数分の草津名所・湯畑へ向かう。
(湯畑は宿の前の坂を下った先。行く途中では地元の八百屋さんが開店準備を始めていた。
「生食トウモロコシ」って貼り紙が朝の空きっ腹に食欲をそそる)
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朝から湯気をもうもうと上げる湯畑。
柵に並ぶ草津を訪れた有名人のプレートをなんとなく流し見しながらぶらつく。
(前田利家の隣に清河八郎。戦国時代から幕末、さらに前後、様々な時代の有名人が名を連ねている)
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昨夜の様子(ライトアップ湯畑)を思い出し、朝との違いを色々思い出すのもまた楽しい。
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湯気を出すだけでなく、湯畑の端ではお湯をまとめて流す機能もあり。
ダムのようで水量がすごい(硫黄のにおいも)。
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人の集まる湯畑を離れ、温泉街の北の方の「ベルツ通り」へ足をのばす。
静かな林道など軽井沢っぽい雰囲気も。
(軽井沢は長野県と群馬県どちらのものか、富士山みたいな争いがあるらしいが…)
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雨上がりのベルツ通り。
朝日で路面が輝く林道を歩く。
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「ポイ捨てしないでね」と呼びかけるのは草津ゆるキャラの「ゆもみちゃん」。
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途中にあったのが群馬のご当地コンビニ(だった)「セーブオン」。
(2018年に全店閉店したらしい)

「から揚げ38円」などおいしそうなホットスナックの広告が並ぶ。
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買い物の後、ぐるりと回って崖沿いの別ルートを通って湯畑方面へ戻る。
高台から温泉街を一望できる隠れスポットなんかもあった。
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湯畑周辺のホテル街へ向かって下り坂が続く。
(ちらほら歩いてる人を見かけたが現地の方だろうか)
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湯畑を抜け、南側へ進んでバスターミナル近辺も歩いてみる。

ターミナルのそばにあった銀色の銅像。
板をもって温泉湯をかき回す「ゆもみ」をする人、スノボー、バイオリン弾き(?)と草津名物が並ぶ。
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その近くには足湯小屋。
帰りのバスに乗る前にもう一風呂浴びたい方にオススメ。
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※夕方以降は明かりが灯るのもいい感じ。
(周囲に白樺の木があるのも高地っぽくていい)
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ここで宿へ戻って朝食。

草津へ来る途中、高崎で買ったご当地グルメ「登利平」の鳥めし弁当に、
先ほど「セーブオン」で買った焼き饅頭(ご当地名物ホットスナックは外せない)やヨーグルトを追加。
(焼き饅頭だけでよかったのだが、1品だけってのもなんか買いづらい、と思って追加。旅先だし適当になにか買ってみるのもまた楽し)
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といったところで以上。

自分みたいな気軽な一人旅での温泉旅なら、値段もグレードもお手ごろなこれくらいの宿の方が、二度目とかでも気軽に行けるかなと思うところ。
(とはいえ色々見どころありそうな大型ホテルにも憧れる)
※なお、この後は都心方面へ戻るついでに高崎周辺の懐かし自販機やゲームセンターなどで遊びまわった。
 (詳細は以下)

 安宿からの旅・草津温泉とついでに群馬をぶらり旅(2016/08)(3/3)

 次回:早朝散歩風景で振り返る格安ホテルの思い出(4)(京都・西舞鶴駅「プラザホテル舞鶴」)

途中下車旅行記シリーズ、30回目は土讃線・高知県の繁藤駅。

 前:18きっぷ途中下車旅行記(29)・JR鹿島線・十二橋駅(与太浦コスモスまつり)

先日に引き続き18きっぷでの四国一周の旅(詳細以下)で阿波池田駅から高知駅へ向かう途中、特急の通過待ち時間があったので、また短時間だが駅を出てみた。

 JR18きっぷでのんびり(3泊4日)四国一周の記録(2013/03)(1/2)


●跨線橋からの風景(0:01)
前回に引き続き、ホームから改札へ向かう階段を登った所から写真撮影。
山あいで自然たっぷり。周囲に建物はほとんどなく山並みに囲まれ、秘境駅っぽい雰囲気だった。
(乗ってきたワンマン列車がぽつんとホームに止まってるのもいい感じ。当時は気づかなかったが、隣のホームの待合スペースの影に一人しゃがんで電車を待つ方がいた)
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●鉄道唱歌にも歌われた駅(0:02)
改札の近く、駅舎の壁には「高知線の歌」ということで昔ながらの七五調の歌詞が貼られていた。
マンガンや木材を運んでいた時代があったらしい。
(旧名が「天坪駅」ということも判明。こういう薀蓄をじっくり(10数秒ほど)見るのも旅先ならでは)
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●駅舎内(0:02)
改札を出て、駅舎内を撮影。
時間がなく急いでいたため、券売機や窓口のある側の反対側、壁だけの撮影となったが、質素な運賃表、地元の方のご好意だろうか座布団が置かれたベンチ、ゴミ箱とその影に置かれたチリトリなど、なかなか寂れた感じで良い。
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●跨線橋からの風景(0:04)
ここでもう時間が来たので急ぎで駅のホームへ戻る。
階段を登った所から先ほどとは反対側、高知方面の風景を撮影して終了。
(駅舎とそのそばでたたずむ駅員さん(特急通過を見送る係?)が入るようにした)
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なお、この後は四国の山あいの風景を見ながら一時間ほどで高知へ。
(海景色に比べると山は飽きが早い感じ。先に備えて眠りについた)
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といったところで以上。

今度は普通列車でなく、特急で四国一周しながら過去に立ち寄った駅を眺めてみたいものである。

 次:18きっぷ途中下車旅行記(31)・観光列車で行ける秘境駅・熊本・JR肥薩線・大畑駅

 

 
 


 

格安ホテルに泊まった翌朝、(現地住民の気分で)宿の周辺をぶらりと散歩した思い出の振り返り企画。

 前回:早朝散歩風景で振り返る格安ホテルの思い出(1)(山梨「石和びゅーほてる」)

※ホテル近くに冬桜が植えられた公園があり冬でも花見気分(さすが「さくら名所100選の地」)
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今回は、名古屋の近郊「岩倉ステーションホテル」に泊まった日(宿の詳細は以下)の朝の話を。

 安宿旅行記・名古屋近郊「岩倉ステーションホテル」(1泊3480円~)



例によって、朝7時前に目が覚めたので早速外へ出て散策開始。

起き上がってふと目についたベッド横の多機能ボタンを撮影。
(ビジホらしくスタイリッシュにまとまってる感じ。左端の真ん中、「フットライト」のスイッチがないのが気になるが)
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近郊ということで、岩倉駅から歩いて5分の立地でもホテルの周りは普通の住宅街。
新旧様々なたたずまいの一般的なマイホームが並ぶ。
(ホテル周辺の地図はこちら)

 岩倉ステーションホテル 地図・アクセス
 https://travel.rakuten.co.jp/HOTEL/147644/rtmap.html

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客室の机の上にはなぜかヤングドーナツや人参ポン菓子など駄菓子が一杯。
昨夜、部屋飲み用に大須の駄菓子ショップで買い込んだのだが食べきれなかった。
(荷物になるから買った物はその日のうちに完食したいもの。保存食になるから少しなら余ってもいいが)
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ホテル内の一部のスペースは「VIP ROOM」というドアで区切られていた。特に部屋のランクの区別はなかったと思うが、なんか違いがあるのだろうか、気になる。
nagoya_iwakura_station_hotel_vip


ホテルを出て、まずは近くを流れる五条川沿いへ。
川面が朝日に染まっていい色合い。
(向こうからはジャンパーなど重装備で朝の散歩をする地元の方が来た。近所に川や海がある立地ってちょっとうらやましい(大雨洪水台風の時は大変だろうけど))
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五条川沿いの桜並木は「さくら名所100選の地」でもあり、春には鯉のぼりを川で洗う「のんぼり洗い」など色々イベントも行われるという。
(橋の欄干に桜の花がデザインされてるのも「100選の地」らしくていい感じ)
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岩倉のご当地マンホールでも、桜をバックに川で鯉のぼりを洗う「のんぼり洗い」が描かれている。
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また春に来ようか…と思いつつしばらく歩くと、川沿いの公園に冬桜がまとまって植えられていて、12月の寒さの中で綺麗に花をつけているというサプライズが。
(早桜というと静岡の河津桜や熱海桜(詳細以下)なんかが有名だが、こんな形でもっと早く花見ができるとは意外だった)

 安宿からの旅・1月から春気分・熱海桜などを見に熱海へ(後編)

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公園の奥にあるのが神明生田神社。
山内一豊公ゆかりの神社で、彼の出てるNHK大河ドラマ「功名が辻」の「放映記念碑」なるものが建っていた。
(皆様の受信料で建てたのだろうか…。こういうのに出会うと、大河ドラマ見とけばもっと感動するんだろうなといつも思う。結局見ないけど)
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犬を連れて早朝散歩する老人もいた。
(神社の入口。石柱が立っていた)
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神社を出ると、駅方面へ続く道幅の狭い商店街。
いまや貴重な個人営業の「CD・レコード」店や「酒・食事・関東煮」を出す「みのや」など、時間が合えばぶらり散策してみたい雰囲気。
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商店街の途中にあった駐車場。
なぜかみたらし団子が並んで立っていた。
(左の青い看板の「OLD WAYS ●丁目の米乃家」も気になる)
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さらにその近くには、シャッターの折り目でいい感じに顔が隠れた某「犬と少年の感動物語」の日曜夜にやってたアニメっぽい絵が描かれたお店。
(脳内で自然と「♪ランランラーン、ランランラーン…」と主題歌が流れる)
昔のこういう版権無視らしい絵が残ってるのも地方らしくてよい。
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商店街を抜けるともう駅前。
新しいマンションの横のロータリーではタクシーやバスがスタンバイしていて、一日の始まりという感じだった。
(日曜日だったが、朝からご苦労様である)
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といったところで以上。

ホテル自体は普通に妥当な価格と泊まり心地だったが、冬に桜というサプライズの分、かなりお得感があった。
(この時はいつも使ってる名古屋駅近くの格安ホテル(以下。1泊2000円台)が埋まってて、近郊で別の宿を探してたまたまここが見つかっただけだが、こういう偶然による一期一会もまたよいもの)





利便性だけ考えれば大都市の駅のそばで泊まるのが無難だが、都心に飽きたらちょっと離れた近郊で泊まってみるのもいろいろ発見があって面白いなと思った次第。


※なお、この日は宿を出た後は愛知県内の観光(焼き物・瀬戸物で有名な瀬戸市)に出かけた。(詳細以下)

 焼き物と招き猫と将棋藤井聡太プロの町・愛知・尾張瀬戸駅周辺を散策

 次回:早朝散歩風景で振り返る格安ホテルの思い出(3)(草津温泉「旅館 田島屋」)

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