今回は過去の18きっぷ旅の話を。

だいぶ前に書いた、岐阜から高山本線で高山駅へ行った続き(以下記事)で、飛騨古川駅へ立ち寄った時の話をしてみたい。

 安宿からの旅・18きっぷとJR高山線で飛騨高山へ(前編)

飛騨古川といえば映画「君の名は。」だが、自分が行ったのは2015年3月。
映画上映は2016年8月26日からで、映画の聖地とか町おこしとかの雰囲気が全くない頃の様子となる。

 (公式)飛騨古川散策ガイド[PDF]


●高山駅→飛騨古川駅
この時は18きっぷで岐阜から富山へと高山本線を移動する旅の途中。
高山を見た後、時間があれば途中下車という予定だったが、いい感じに1本早い列車に乗れたので飛騨古川駅で降りることにした。
(昔ながらの高山駅の有人改札。「改札は●時頃から。しばらくお待ちください」という表示も昔っぽい)
P1750421

乗ったのは昔ながらのワンマン車両と思ったら、料金表示が電光掲示板で古いんだか新しいんだかという感じ。
P1750423

外を見れば3月半ばでも一面の雪景色。
この圧倒される雪の量は上越線を思い出す。
P1750436


●飛騨古川駅・待合室
改札を出て、年季の入った駅の構内に掛かっていた垂れ幕がこちら(よく老人会で書く絵手紙風のタッチ)。

「天地が呼び合う朝霧の街へ」
「空気がうまいんやよ」

と、「君の名は。」ムードは微塵もない観光コピーがほほえましい。
(左端、最後に赤字で「大歓迎」と書いてあるのもなんかよい)
P1750441


●飛騨古川駅の線路(駅北側の跨線橋から)
駅のそばということで、先に駅の裏手にある文化交流センターなどを見に行くことに。
(全くアテがなかったので、なんとなくご当地的な雰囲気を感じに足を運んだ…のだが、残念ながら休館日だった)

行く途中、橋の窓から駅ホームの線路と停車中の列車、周囲の雪景色をなんとなく撮影。
(いかにも地方駅っぽい風景だし…と撮影したが、どうやら映画中でもこんなシーンが出ていたらしい。ちょうど列車が同じように止まっていた。ガラスの網目が邪魔)
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他には地元の学生さんが描いたらしい「祝・高山本線全線開通80周年」という絵画が貼られていた。
(開通後、災害で不通になることも多々あったがよくぞ復旧してくれたと感謝するばかり)


●駅前、タクシープール
続いて駅を離れて街中へ。
駅から少し離れた所から、駅舎や跨線橋、背後の雪山を撮影。
(手前にはタクシーがちらほら泊まってるタクシープールがあるが、これも駅のそばから撮影すれば映画と同じカットだった模様)
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平日の昼下がりということで、駅前でも人けはほとんどなかった。
(映画の後なら普段でも少しは観光客がいたりしたのだろうか)
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●味処古川(五平餅を食べた店?)
古い町並み(壱之町通り)にあるお店。
「君の名は。」の中で五平餅を食べたお店らしいのだが、他に蕎麦なども味わえるほか、土産物の販売などもしている。
(この時は「奥飛騨朴念そば」がイチオシだった模様)
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店先に座布団の敷かれた長椅子があり、「あたたかいほうじ茶」を頂きながら休めるのも嬉しい。
(「君の名は。」の前からも親切一杯のお店だった)


●飛騨の匠文化館
味処古川の近くにある、飛騨の建築技術を示す展示物や当時の大工道具が並ぶ資料館。
地元の木材で建てられたという江戸の頃を思わせるお屋敷で、飛騨の名物である樹齢800年の松や大イチョウなどもある。
(雪の積もった古民家って白黒の色合いがなんかいい感じ)
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●岡田屋
飛騨の匠文化館の近くにある土産物店。
こちらではこれまた飛騨高山名物(?)の「みたらし団子」などを味わうことができ、食べ歩きにちょうどよかった。
(五平餅もそうだが、こういう街並みには素朴な味わいが合う)

●瀬戸川と白壁土蔵街
飛騨の匠文化館の裏手にある。
細い瀬戸川沿いに江戸の頃を思わせる白壁の蔵が並んでいて、石畳の歩道と燈篭と合わせて昔ながらの風情を感じながら散策を楽しめた。
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●円光寺
土蔵街の途中にあるお寺。
本堂の両側の妻に「水呼びの亀」という装飾があるという話だったので、なんとなく本堂を側面から撮影。
興味があまりなくても、なんかの役に立つかなと思いながらシャッターを切った。
(とりあえず記事の穴埋めにはなった模様)
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まだ先が長いので次回に続く。

 (「君の名は。」で話題になる前の)飛騨古川駅を歩く(2015/03)(2/2)

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