今回は過去に紹介した安宿近くを旅行した時の話を。

先日紹介した宿、名古屋駅近く「ビジネスホテルオイセ」に泊まったついでに、愛知県の常滑・セントレア周辺をあちこちぶらり旅した。

 安宿・名古屋「ビジネスホテルオイセ」(1泊2200円~)へ再び

※常滑は招き猫の生産日本一ということで、町を見下ろす巨大招き猫なんかもいて猫好きにはたまらない?
P1100064



●8:30 名古屋駅
この日は通勤ラッシュが終わりそうな朝8時半に名古屋を出発。
(名鉄名古屋駅のホームの上にずらっとならぶ色とりどりの行き先を示すランプ。ランプ位置が行列の先頭を示すということに最初なかなか気付かず、初見だとちょっと焦る)
P1100018


●09:10 常滑駅
名古屋から急行で40分ほどで常滑駅に到着。
改札のすぐ近くには、3月ということで合格祈願で学生服姿の招き猫(常滑名物。日本一らしい)が飾られていた。
(「常滑」は「常に滑る」とも読めて名前自体かなり縁起が悪いのだが、それを逆手にとって「滑」の字を逆にして「すべらない常滑」と売り出してるのが面白い。受験生のほか、お笑い芸人にもオススメ?)

 常滑市内の巨大招き猫を紹介するニャン |常滑市

P1100022



●09:15 陶彫 大七福神
常滑といえば焼き物の町ということで、駅を出た周辺にも陶器の像が一杯。
こちらは日本最大級らしい、陶器で作られた七福神。
(なぜか端っこには見慣れぬ外国人の像があった。オチをつけたのだろうか…)
P1100034


●09:20 とこなめ招き猫通り
常滑駅前から焼き物散歩道(散策ルート)のスタート地点まで続く坂道。
長い坂道の壁に様々な姿の招き猫がずらっと埋め込まれていて、猫好きにはたまらない。
P1100037

こちらは「旅行安全」を表した招き猫。
特徴的なアタッシュケースにズボンと、「男はつらいよ」の寅さんぽい服装。
P1100039


●09:30 常滑市陶磁器会館
焼き物散歩道(散策ルート)のスタート地点。
常滑焼の焼き物が展示販売されていて、散策の後のお買い物にオススメ。
(招き猫(配達員姿)が乗った郵便ポストなど、常滑らしい見どころもある)
P1100048


●焼き物散歩道
常滑焼の工房や窯の跡などを巡る散歩道。
上り下りの多い道の両側に昔ながらの焼き物工房やギャラリー、レンガ造りの窯や煙突などが多数並んでいて、昭和の頃から変わらないようなレトロな雰囲気を味わいながらそぞろ歩きを楽しめる。
(壁に茶色の焼き物の土管が積まれていたり、陶器のレリーフプレートがはめ込まれていたりとそれっぽい雰囲気が良い)
P1100054

1990年代に作られた陶器のレリーフプレートには、当時のアニメってことで「ちびまる子」と描かれたものもあったり。
(陶器といえど30年近く経って少々痛んでるのは止むを得ないか)
P1100055


●09:40 とこなめ見守り猫・とこにゃん
散策ルートの途中で脇道にそれた場所、橋のそばにある巨大招き猫。
崖の上から顔をのぞかせる姿は遠くから見ても間近で見てもなかなか迫力があり、面白い写真を撮るのにもってこいだろう。
(橋の下は先ほど歩いた「招き猫通り」なのだが、下では壁の招き猫に気を取られていて、上にいるこの猫には気付きづらいので驚かされる)
P1100064



●09:50 土管坂
しばらく散歩道を進んだ先にある道幅の狭い急な上り坂。
坂の左にはその名の通り土管、右には焼酎瓶(いずれも陶器)が積み上げられ、さらに路面には焼き物のカケラ(土管の焼成時に使用した「ケサワ」という廃材)が敷き詰められていて、焼き物に囲まれていて歩くだけで不思議な気分になる。
P1100081


●10:00 登窯広場展示工房館
散歩道の南の端の方にある。
館内にはかつて焼き物に使われていた巨大な窯「両面焚倒焔式角窯」が保存されていて釜の中に入れるほか、常滑焼の焼き物が展示販売されていたり陶芸教室もあったりと焼き物好きにはたまらないであろう場所。
IMG_nagoya_tokoname_noborikama

なお、常滑市内が映画「20世紀少年」のロケに使われたということで、ロケ地MAPや松山ケンイチ氏など出演者のサインなどが飾られていた。
(先に立ち寄った駅の案内所などでその情報が全くなかったので想定外。映画ファンの方ならより楽しく散策できそう)

 広報資料: 常滑やきもの散歩道「20世紀少年ロケ地ガイド」

IMG_nagoya_tokoname_20century_syonen


●10:10 登窯
展示工房館のそばにある、斜面に作られたレンガ造りの窯。
木々に囲まれた中で並んで建つ煙突や洞窟のように奥まで長く続く窯の内部など、廃墟めぐりのようなスリルも感じられる。
P1100090


●10:30 陶彫のある商店街
散策ルートからさらに南へ足を延ばした先にある。
町角のあちこちに台座に乗った陶器の作品がいろいろ置いてあり、古びた商店街でちょっとした美術散歩を楽しめる。
(平日の午前中ということでお店はほとんど開いてなかったが、休日なら賑やかなのだろうか…)
P1100104

 
ここらへんで常滑の焼き物関連の散策は終了。
(もう少し歩けばINAXライブミュージアムがあったり、工房などをじっくり見て回れば一日楽しめるボリュームなのだが、常滑の他の見どころも含め一日で回りたかったので割愛。ここまで見て、駅に戻った時点でほぼ正午だった)

この後は臨海の方のめんたいパークやイオンモール、セントレアなどへ行ったのだが、そちらは後編で。
(正直いうと途中から焼き物よりも先々の行き先の方に興味が移っていて、若干早足で回った感は否めない。飽きっぽい自分…)

 招き猫とめんたいことセントレアと…愛知・常滑ぶらり旅(2019/03)(2/2)