今回は過去に紹介した安宿近くを旅行した時の話を。

先日紹介した宿「前橋ロングサンドホテル」に泊まった後、JRとバスを使って草津温泉と並ぶ群馬の名湯・伊香保温泉に行って半日ほどぶらり旅を楽しんだ時の話を綴ってみる。
(行ったのは2018年10月)

 安宿旅行記・群馬・新前橋駅「前橋ロングサンドホテル」(1泊3500円~)

温泉街に泊まりに行くのはずいぶん前に草津温泉に行って以来。

 安宿旅行記・群馬・草津温泉「旅館 田島屋」(1泊4000円~)

日本三大温泉といわれる草津に比べるとやや目立たない感のある伊香保ということで、いずれ行こうと思いながらここまで遅れてしまった。
(一時期、TBSラジオで大沢悠里氏が語るCMが朝によく流れていたのが印象に残ってる)

※伊香保といえば石段の温泉街。
 座って温泉饅頭を食べれば「頭文字D」(シーズン1の超序盤の話だが…)の気分?
(と思いきや与謝野晶子の詩などが刻まれてて座るに座れませんでした)
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●07:40 渋川駅
この日はホテルを出て、新前橋駅から歩いて15分ほどで渋川駅に到着。
(7時半でも学生さんが多めでロングシートが埋まる程度の混み具合)

SLが通る駅らしく、ホームにはこんな顔出し看板も置かれていた。
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●渋川駅07:57→08:21伊香保温泉
JR渋川駅から伊香保温泉までは駅を出て左手のバス停から路線バスで移動。
(平日の朝8時頃の便だったが学生さんが多く、並んでないと座れなさそうな感じだった)

席を確保した後、運転手に頼んで「伊香保温泉周遊フリー乗車券(800円)」を購入。
駅から伊香保温泉バスターミナルまでは片道570円なので、1往復するだけでもお得。
(地方のバスの特徴としてここではsuica等が使えないので、小銭両替の手間が省けるのも嬉しい。なお、券は運転手さんから受け取るのだが、代金は運転手さんでなく料金箱に入れるというシステムに少々戸惑った)
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●8:20 伊香保温泉バスターミナル
渋川駅から30分弱、バスは緩い斜面を長いこと登って伊香保温泉に到着。

 アクセス | 渋川伊香保温泉観光協会

温泉街の中では高い場所で降りるので、眼下には温泉ホテル街や遠くの山並みが広々と見渡せるのが嬉しい。
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●8:45 伊香保軌道線(路面電車)
バスターミナルから少し歩けば伊香保名物の石段街(頭文字Dでもたまに石段のシーンが出てたが)の中腹付近に行けるのだが、その周辺の町並みも見たかったので、バスターミナルから坂道を降りることに。
(頭文字D(シーズン1)を見たのもずいぶん前の話だが、碓氷峠やいろは坂のような聖地巡り気分も少しだけあったかも)

 関連記事:碓氷峠を路線バスで攻める

坂道を降りる途中にあったのが、かつて高崎・前橋から渋川を経て伊香保まで走っていたという伊香保軌道線(路面電車)。
かつての車両が屋根の下に保存されていて、外から眺めるだけだがちょっといい雰囲気。
(背景の染まりかけの紅葉もいい感じ)
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●9:00 伊香保温泉の石段街
路面電車の近くからしばらくバイパスを歩くと、伊香保温泉街の中心部・石段街の入口に到着。
石段の真ん中に温泉の湯が流れる水路があり、湯気が出てるのが風情がある。
(石段の高低差を利用して並んでいる温泉旅館にお湯を流している)
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●9:10 旧ハワイ王国公使別邸
さて、ここから石段を登りながら温泉街の史跡巡りを楽しんでいく。
まず石段街の下の方、右手にあるのが旧ハワイ王国公使別邸。
(朝9時過ぎから開いてるので、温泉街に宿泊した方が朝早い時間に散歩で見て回るのにちょうどよかった)

これは明治時代に伊香保に別荘を持っていた駐日ハワイ王国弁理公使・ロバート・W・アルウィンが使用していた和風建築で、自由に中を見ることができ、昔ながらのたたずまいを見て回ることができる。
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隣の別館では氏が使った道具などの展示や生い立ちの資料映像も見れる。
(右が公使の白黒写真。そこから昔ながらのCGモデルで作ったSDキャラ(左)が伊香保とハワイとの関係などを解説していた)
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●9:30 伊香保御関所
その旧ハワイ王国公使別邸のそばにあるのが伊香保御関所。
(関所っぽい入口の前には当時の町娘っぽい子の顔出し看板が。男用の看板はない模様)
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建物内には取調べの解説や通行手形、当時の旅人の道具などが展示されていて、なかなかの見ごたえ。
(通行手形の実物を見るのは初めて。よくよく思えば以前に箱根などの関所の近くには行ったが、時間がなかったため中は見なかったのを思い出す)
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●9:50 足湯 岸権 辰の湯
しばらく石段を登り、石段街の中ほどにある岸権旅館の入り口脇には自由に入れる足湯がある。
宿泊客でなくても自由に入れるので、先も長いので軽くひと風呂。
(すぐそばの石段の人の流れを眺めつつ一息つける。平日の10時前だと誰もいなかったが、昼頃に再び通った時には観光客が増えて満杯に近い状態になっていた)
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●石段の見どころ
石段はただ登るだけかと思いきや、途中に突然与謝野晶子の詩などが刻まれていたりと意外な見どころがあり、飽きずに登れた。
(ちなみに上へ進むほどに石段の幅が狭くなっていき、横丁っぽい雰囲気も漂う)
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さらに進むと道の真ん中に「我国温泉都市計画第一号の地」という謎の石碑が。
石段の中央に温泉の湯が流れる湯桶を通し、高低差を利用して石段の両側に並ぶ温泉旅館にもお湯を流すようにして温泉街を作ったのが日本初とのこと。
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●10:00 勝月堂
さらに石段を登り、頂上が見えてきたところで小休止にと、脇道を入った場所にあるお饅頭屋・勝月堂へ。
(平日の10時頃でもお客さんが絶えない賑わいようだった)

看板メニューの「湯乃花饅頭」は箱売りのほかに1個90円からのバラ売りもしていて、できたてのお饅頭を手軽に味わえるので食べ歩きにちょうどよかった。
(100円を渡して、おつりの10円と饅頭が乗った皿が返ってくる。頭文字Dでも温泉饅頭食べてたなあ…と思い出しつつ、ホクホクの熱い饅頭を堪能)
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なお、お店の先代の方が温泉饅頭の発案者らしく「温泉まんじゅう発祥の地」という説明が出ていた。
(何事でもルーツの地を訪れると、いかにも観光っぽくてちょっと達成感がある)
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●10:10 伊香保神社
石段の頂上にある神社。
その先の河鹿橋や露天風呂へ向かう通り道になっているが、せっかくだからとお参りしていく。
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神社の裏手に抜けると景色が開けて、紅葉に染まりつつある山並みが姿を見せる。
この先のフォトスポット・河鹿橋の前にここでも記念撮影。
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●10:20 河鹿橋
神社の裏手の山道を歩いた先にある。
太鼓橋っぽい橋で、橋を渡りながら赤く染まりかけの紅葉をゆっくり堪能できた。
(伊香保温泉有数のフォトスポットでもあり、平日の午前中でもかなりの人出。
 やはり温泉街に宿泊して、朝早く、誰もいない時間に静かに見ていくのが理想だろうか)
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この先には飲泉所や露天風呂があるのだが、続きは後編にて。

 安宿からの旅・群馬・伊香保温泉日帰り半日ぶらり旅(2018/10)(2/2)