今回は以前紹介した格安ホテルについて、未公開の写真を見ながらその時の思い出を適当に綴ってみようと思う。
(安さだけで選んだホテルでも、意外な見どころや印象深い風景があったりすると些細なことでも旅の思い出になるものである)


●宿の歴史を感じるラウンジのインテリア
草津温泉「旅館 田島屋」にて撮影。

 安宿旅行記・群馬・草津温泉「旅館 田島屋」(1泊4000円~)
 http://yasuitabi.blog.jp/archives/1061264642.html

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入り口の横にソファなどが並ぶラウンジ(和風旅館なのでおくつろぎスペース的なもの)があるのだが、その横に並ぶインテリアが個性的だったので、チェックアウトの手続きを待つ間に思わず撮影したもの。
(宿の主人を呼んで「はーい」と返事があった後、なかなか来ない時に手持ち無沙汰なせいかついシャッターを切ってしまう)

左からキツネらしき置物、高そうな花瓶や絵画、そしてショーケースに入った武者鎧とケースの上にはダルマ。
そして極めつけは右端の壁にかかったカメ(剥製?)と、宿の営業の間に手に入ったものをとりあえず全部並べてみた感がちょっと面白い。
(中央下にはストーブが置かれているが、この時は8月の暑い日だったことも付け加えておく)


●入浴中?の女性の肖像
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同じく「旅館 田島屋」の廊下にあった肖像画。
前かがみで立つ裸の女性が白いタオルで身体を隠しているちょっとセクシーな構図。

草津温泉なので温泉に浸かってる姿かと最初は思ったが、それにしては水面が広いので、静かな湖畔か波打ち際で沐浴をする姿なのかもしれない。
(美術の教科書に出てるような江戸時代の春画なんかを思わせる)



●ラノベから古典文学、宗教書まで多彩すぎる宿文庫
大阪・「ビジネスホテル来山北館」にて撮影。

 安宿・大阪「ビジネスホテル来山北館」(1泊2200円~)へ再び(2017/12)
 http://yasuitabi.blog.jp/archives/1069759194.html

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約3年前に泊まった時、共有のラウンジにあった本棚の品揃えがあまりに個性的だったので撮影。
(ホテルに備え付けの本棚の本…「駅文庫」ならぬ「宿文庫」とでも言おうか。こういうのも宿の性格が出て面白いと個人的な注目ポイント)

 (関連記事)ミステリから童話まで色々の駅文庫「志茂文庫」(東京メトロ 南北線・志茂駅)
 https://blog.goo.ne.jp/tokyo-burari/e/9b8039b565a294ea80c3029c74f4f354

左上からラノベ「男子高校生のハレルヤ」、国語の教科書の定番で子供にもおなじみの古典文学「注文の多い料理店」、(西成に縁があるかわからない)ビジネス新書「不動産は値下がりする!」、なんとなく有名っぽい「奇跡の人」など実にジャンルが多彩。

きわめつけは下の方にある「TOWARDS BUDDHA...」や「Life Should be...」など、仏教書?や英語の哲学書らしきものもあり、外国人観光客の多い大阪ミナミらしい心遣いがすばらしい。


●昭和初期からの歴史ある宿にあった「愛国貯金お札カバン」
日帰り温泉で立ち寄った熊本「人吉旅館」にて撮影。

 安宿からの旅・LCCと18きっぷで行く九州の旅(熊本移動編・後編)
 http://yasuitabi.blog.jp/archives/1060550353.html

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国登録有形文化財にも指定されている昭和初期に建てられた宿ということで、ロビーには創業当時を思わせるレトロなおもちゃなどがショーケース内に並んでいたのだが、その中に戦時中を思わせる「愛国貯金お札カバン」なるものがあった。

日の丸デザインの袋(これがカバン?)を大事そうに抱える弟とそれを見守る姉といういかにも道徳の教科書っぽい構図だが、「愛国貯金」という名前といい、隔世の感がある。
(当時は貯金(国債を買うこと)が推奨されていたらしいが、いまや「貯金から投資」と言われて久しいという…)


●フロントにあったさりげないご当地マスコット
熊本旅行で立ち寄った「第三サンライズホテル」にて撮影。

 安宿旅行記・熊本「第三サンライズホテル」(1泊4000円~)
 http://yasuitabi.blog.jp/archives/1058921229.html

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フロントにてチェックインの手続きを待つ間に撮影したものだが、左にはブロンズ像に掛かったソフトバンクホークスのマスコットキーホルダー、そして右には「KUMAMOTO」のハチマキに「K(熊本のK?)」のシャツ、そして頭は噴火する山(阿蘇山?)という謎のゆるキャラのぬいぐるみが置かれていた。
(こういうさりげないご当地感にオーナーさんのセンスが現れているようで面白い)


●古風なマスコットステッカー in 香川
高松旅行で立ち寄った「ビジネスホテル パーク・イン」にて撮影。

 安宿旅行記・香川・高松「ビジネスホテル パーク・イン」(1泊3000円~)
 http://yasuitabi.blog.jp/archives/1059535303.html

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「東四国国体」というのがちょっと珍しい呼び名だが、ぐぐったところ、1993年に香川・徳島両県合同で開催された国体とのこと。
絵は国体のマスコットの「オリーブくん」(香川県側。徳島は「すだちくん」)らしいが、シンプルなデザインに時代を感じる。
(どのへんがオリーブなのかが悩むところだが…ギリシャっぽい格好>地中海>オリーブ?)


●今なお現役、フナイのビデオデッキと日立のブラウン管テレビ
約2年前、山形旅行で立ち寄った「ホテルアルファーワン山形」にて撮影。

 安宿旅行記・山形駅「ホテルアルファーワン山形」(1泊3000円~)
 http://yasuitabi.blog.jp/archives/1059754783.html

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格安ホテルのせいか客室の家具は少々古めなものが多かった(しかしトイレはウォシュレット付き)。

テレビは日立製の小さなブラウン管、その下に置かれたのはフナイ製のVHSビデオデッキという90年代を思わせるなんとも懐かしい組み合わせだった。
(子供の頃、お年玉で自分の部屋用にフナイのテレビとビデオデッキをセットで買ったのを思い出したり。テレビデオだとどちらかが壊れただけで両方ダメになるからと、わざわざ別々に買うという慎重な子供だった)


●ドヤ街宿・中庭に並ぶ窓と室外機
大阪旅行で泊まった「ビジネスホテル 加賀」にて撮影。

 安宿旅行記・大阪・西成「ビジネスホテル 加賀」(1泊1700円~)
 http://yasuitabi.blog.jp/archives/1064006478.html

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ホテルの構造がコの字型っぽくなっていて、建物に囲まれたスペース(便宜上中庭と呼ぶ)があるのだが、そこはかなり小さめな空間で下の方はほとんど光も差さない。
(建築基準法などのギリギリクリアする感じで作ったのだろうか)

そこには各部屋の窓、そして部屋のエアコンの室外機がずらっと並び、無機質な一方で幾何学的な、ちょっとアートな感じもする見栄えだった。
(テレビゲームの3Dダンジョンにも見えるが…)

ちなみに上層階へ移動すると、はるか上の方にやっと青空が見えた。
(確認のため泊まってた下の部屋からわざわざ移動した。なんか面白い風景が撮れないかと色々ホテル内を見て回ってた気がする)
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といったところで以上。

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たとえ寝るだけの宿だったとしても、旅の中でそれなりの割合を占めるホテルの中での時間というのも思い出として大事にしたいものである。
(むしろ安くて昔の設備がそのまま残ってたり、家族経営だったりとホテルチェーンにはない個性的な一面が垣間見られると嬉しい)