つい先日、当ブログで何度か紹介した大阪・西成の安宿「ビジネスホテル喜久家」が2018/05末で廃業していたことを知った。
(楽天トラベルのレビューページに、ホテルからの回答という形で「五月末で廃業」という事が書かれていた。
 なお、それ以外の予約や宿泊プランなどのページは既に削除されている模様)

 ビジネスホテル 喜久家 クチコミ・感想・情報【楽天トラベル】
 https://travel.rakuten.co.jp/HOTEL/105963/review.html
 (関連記事)安宿・大阪「ビジネスホテル 喜久家」(1泊1400円~)へ再び
 http://yasuitabi.blog.jp/archives/1068605701.html

自分が初めて西成ドヤ街に足を踏み入れた5,6年前から何度も利用していた宿だけに、廃業は誠に残念。
(周囲の宿が値上げする所も多い中、お値段据え置きの安さ(JR大阪環状線の駅のそばで素泊まり一泊1400円)が魅力だった)

廃業の理由は「後継者問題や私の健康面の問題」と記載があり、西成の住人だけでなくホテルを営業する側の高齢化も進んでいる模様。
ひとまずこの場を借りて、お疲れ様でしたということとお世話になりましたという感謝の意を伝えたい。

※なお、この周辺で、他に同じくらいの価格・部屋の宿としては「ビジネスホテル福助」など以下が挙げられる。
 大阪観光で安く泊まりたい方はチェックしてみてはどうか。
 (場所はいずれも大阪環状線・新今宮駅の南西側の地区で、駅から歩いて5分ほど。
 以下、自分が泊まった時のレポート)

 安宿旅行記・新今宮駅「ビジネスホテル福助」(1泊1500円~)
 http://yasuitabi.blog.jp/archives/1069305784.html
 安宿・大阪「ホテル はつね」(1泊1600円~)へ再び
 http://yasuitabi.blog.jp/archives/1067532497.html
 安宿旅行記・大阪・西成「ビジネスホテル 加賀」(1泊1700円~)
 http://yasuitabi.blog.jp/archives/1064006478.html


ということで今回は、最後に喜久家に宿泊した2017/12の写真などを紹介しながら宿泊の思い出などを語ってみたい。

●最後に泊まった客室(3畳和室)
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最後に泊まった部屋の風景がこちら。
この時も過去に何度か紹介したのと変わらない3畳の和室で、まさかこの半年足らずの後に廃業とは思いもしなかった。
(テレビがブラウン管かた薄型液晶へ変わったり、無料wifiが使えるようになっていたりとここ数年で少しずつだが便利になっていた。なお、カーテンがないのも特徴的)


●一部ケーブルテレビも見れたテレビ放送
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テレビは地上波の他に一部のケーブルテレビも見ることができ、いい暇つぶしになった。
(ただ、音が響きやすいのでイヤホン必須で見ないといけないのであまり長時間だと見づらいが…この時はドラマチャンネルで「ウシジマくん」などをやっていた気がする。この辺のサービスもホテルごとに差があるのが面白い)

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●最後の晩餐
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表現がまるで遺言のようだが、あくまで、ここ喜久家で最後に泊まった時の話。
この日は近所のスーパー玉出で買った「ネギトロ巻(228円)」に、西成名物(?)の激安自販機で買った大阪名物の「みっくちゅじゅーちゅ・そーだ(50円)」にした。
(部屋内にテーブルがないので、寿司やおにぎりなど、おつまみ感覚で手軽に食べられるものを買うのも喜久家のルールだった)

※そういえば玉出も事業売却というニュースが流れてたが、今後こういう激安惣菜がどうなるかも気になる所。
 (以下、関連記事)

 スーパー玉出事業売却の報…玉出の思い出(2017・冬)
 http://doya-gai.blog.jp/archives/24853178.html
 ドヤ街の食事(スーパー玉出の惣菜。2017・春)
 http://doya-gai.blog.jp/archives/16525515.html



●手書きの割引チケットのご案内
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フロントでは宿の近所にある銭湯・入船温泉の入浴券やスパワールドのチケットなどを割引で売るなどのサービスもやっていた。
(西成の住人にとってみると、家族風呂くらいの大きさの宿の共同浴場でなく、たまにこういう大きな風呂に入るのも小さな贅沢なのだろうか…)

値段が手書きの貼り紙で直されてたり、「日によって異なります」などのメッセージも実に味がある。
(そういえばここはチェックインの期限が21時までと早めだったのだが、よくよく思い出すとフロントにいたのは50代くらいとおぼしきオーナーさんか、さらに高齢の老女(オーナーのおばあさん?)で、家族経営で頑張っていたのかもしれない。そう思うと、いつもギリギリの時間にチェックインしてすまなかったとも思う)


●暇つぶし用マンガ本など
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フロント近くの棚には自由に読んでいい(と思われる)暇つぶし用のマンガ雑誌が新聞の上に積み上がっていた。
(この手の蔵書もホテルの性格が出るので面白い)

「漫画ゴラク」に「ビッグオリジナル」と、いかにも大人向けなのがドヤ街っぽい?
(「監禁婚」「白竜」ってタイトルとか、「金と刀が我が生きる道!」というアオリ文からしてもう…。なお、自分は「漫画ゴラク」なら「天牌」が好き(麻雀好きなのでそれなりに楽しめるってだけ))

※ちなみに蔵書のマンガが思い切り充実してるホテルも近くにある。
 (マニア向けのマンガが多く、こちらは別の意味ですごいが…)

 安宿・大阪「ビジネスホテル来山北館」(1泊2200円~)へ再び
 http://yasuitabi.blog.jp/archives/1069759194.html

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●ホテルのそばの風景
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ホテルの場所は新今宮駅の近くながらドヤ街のエリアでもあり、道の両側には同種の簡易宿所が軒を連ねている。
(この先に進むと西成警察署や萩ノ茶屋駅方面への商店街などがある。朝早く目が覚めたらホテル周辺のドヤ街散歩を楽しむのも日課だった(以下は散歩の一例))

 大阪西成探訪・西成警察署から萩ノ茶屋駅方面へ(2017/12)
 http://doya-gai.blog.jp/archives/25547887.html

※安宿を出て京都・神戸など隣県の観光地へ行くと、非日常から非日常というあまりの別世界ぶりにまるで自分が生まれ変わったような、隔世の感さえあったのを思い出す。

 安宿からの旅・大阪・西成から京都へぶらり旅(2014年3月)
 http://yasuitabi.blog.jp/archives/1020242430.html
 安宿からの旅・西成から行く和歌山電鐵の旅(2015年12月)(前編)
 http://yasuitabi.blog.jp/archives/1057301716.html


といったところで以上。

なじみのお店がなくなるのは実に寂しいが、お店との出会いも一期一会ということで営業してるうちにできるだけ通うしかないのかなとも思う。
(飲食店など普通のお店にも言えることだが、オーナーさんの高齢化の波には逆らえない。もちろん、自分自身の老いにも…)