2027年に名古屋まで開業予定の「リニア中央新幹線」だが、自民党が独自に大阪まで開業させる案を決議したらしい。
(名古屋―大阪間の工事費をJR東海に無利子で貸し付ける)

 リニア、自民が一気に東京―大阪開業案 JR東海は難色
 http://www.asahi.com/articles/ASG4S3GBNG4SULFA00G.html

「リニアが名古屋で止まっている18年間(大阪までの開業は2045年)に、関西圏が相対的に地盤沈下する懸念」を考えてのことで、工事費が無利子になる分、JR東海にとっては利息分数百億円の負担減になる計算となる。

だが、JR東海は「無利子でも計画以上の借金は抱えない」と回答し、事実上拒否したとのこと。
トヨタといい、「渋銀」とも言われる静岡銀行といい、「東海地方の会社=金にシビア」というイメージをふと思い出した。


さて、少し前まではリニア駅の誘致が話題となっていたが、リニアの通る地方にはその名残が随所に見られた。
(それだけリニアへの地元の期待も大きいわけだが)
そんな一コマの画像などを上げてみる。

●飯田駅(長野)
飯田線・元善光寺駅(飯田市上郷飯沼)の南西部に「長野県駅」ができることになった飯田市。
駅を誘致する看板が飯田市の市街地近くの公園にあった。
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「リニアの駅を飯田へ」というスローガンの下に、飯田市(というか長野)の特産物でもあるリンゴをくぐってリニアが通っている図柄。
(誘致運動が終わり、用済みになった看板の姿は悲しげでもあるが)

東京じゃなく「おおさか」(城は大阪城?)からリニアが延びているのは、この地域の人にとっては東京より大阪の方が身近ということだろうか。
(確かに、リニアができて名古屋まですぐ行ければ、あとは新幹線や新快速で一気に大阪へ行けるが)

なお、よほどリンゴ好きなのか、ゴミ捨て場の看板もリンゴの柄。
(左上、不燃ごみでなく「埋立ごみ」となっているのが長野風?)
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●美乃坂本駅、中津川駅(岐阜)
中央本線・美乃坂本駅(中津川市千旦林)の北西部に「岐阜県駅」ができることになった中津川市。

ちなみに美乃坂本駅はこんな感じ。(2013年12月時点)
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駅の周りには住宅がちらほら、あとは田園風景が広がるだけで、「これからの発展が楽しみ」としかコメントのしようのない感じである。
(遠くには雲がかぶる日本アルプスも見える)

そしてこちらが中津川駅の駅前。
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木曽路の入口として、美乃坂本駅よりは発展している感じだが、リニア開業によって美乃坂本駅がこの賑わい振りを追い抜かす日も来るのだろうか。

また、駅前商店街の一角に、「リニアと共に世界へはばたけ中津川」というリニア期待のポスターがあった。
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よく見ると、ポスターの下半分は2012年(作成時?)からリニア開業予定の2027年までのカレンダーとなっている手の凝りよう。
指折り数えるほどにリニアが待ち遠しいという気持ちが伝わってくる。

あと13年。
どんな紆余曲折を経て開業となるのか、なんとか長生きして見守りたいものだ。
(そしてその頃、消費税は何%になっているのだろうか…15%くらい?)

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