今回は過去に紹介した安宿近くを旅行した時の話を。

先日紹介した宿、「リコホテル小倉」に泊まったついでに、すぐそばの関門海峡周辺(門司港~巌流島~下関)をぶらり旅した。

 安宿旅行記・福岡「リコホテル小倉」(1泊3400円~)
 http://yasuitabi.blog.jp/archives/1011298693.html 

海峡周辺は「宮本武蔵vs佐々木小次郎」の舞台・
巌流島(写真)やレトロな街並みで有名な門司港、フク料理でおなじみ下関と、観光名所が目白押し。
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●小倉駅0840→0855門司港駅
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この日は8時半過ぎと通勤ラッシュが終わる頃に行動開始。
門司港駅までは3駅ほどで、人の少ない列車に揺られて向かう。
(車窓に赤レンガ倉庫などが見え、港町気分・レトロ気分が出てくる)

●9:00 門司港駅
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どこまでも続く門司港駅のホーム。
木造の屋根と果てしないホームの長さが、かつての九州の鉄道の起点だった歴史の長さを思わせる。
(真っ赤な列車がなんとなくJR九州っぽい)

●門司港0925→0940巌流島
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門司港駅から歩いて数分で、巌流島へ向かう連絡線乗り場(関門汽船)に到着。
(船の向こうには関門橋も見える)

この日は巌流島の他に対岸(下関)にも行くので、トライアングルフリーパス(1日乗り放題・900円)を購入した。

 お得なプラン 関門汽船株式会社
 http://www.kanmon-kisen.co.jp/profitable_plan/

通常運賃だと門司港~巌流島の往復だけで800円かかるので、あちこち行くならフリーパスがお得。

 巌流島連絡船 関門汽船株式会社
 http://www.kanmon-kisen.co.jp/route/ganryujima.html

切符を買ったり港周辺の写真を撮ってるうちにまもなく出港時間に。
風が強かったせいか、船が結構揺れた。
(2階席に座っていても波しぶきがかかるほど。夏なら楽しいだろうけど、3月じゃまだちょっと寒い)
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●巌流島
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船は10分ほどで巌流島に到着。
平日の朝早い便のせいか、島に降りたのは自分一人だった。
(寂しげな感じの歓迎ゲート。「●●少年」や「●●伝説」などの無人島チャレンジに来たような孤独感が襲う)


船着場近くにあった記念碑。
「あの坂本龍馬夫妻も上陸?」という感じの売り文句が書かれていた。
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誰もいない島を波打ち際に沿って歩くと、砂浜の端に難破船のような小船が。

これは宮本武蔵が決闘のために巌流島に乗り付けた時に使った船を再現したオブジェらしい。
(気のきいたものだが、島に一人という孤独感に包まれた自分にとっては、無人島のような寂しさを募らせるだけだった)
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その近くの丘の上に、対決する宮本武蔵と佐々木小次郎2人の銅像があった。
(波しぶきでも被せれば映画のワンシーンのような構図)
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関門海峡を広々と見渡せる場所なので、海峡を行き交う船を見ながらしばしのんびり。

銅像の近くには巌流島の歴史などを説明するパネルが。
(飛び上がって一撃を決めた感じの宮本武蔵がシュールなタッチで描かれていた)
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2003年にはNHK大河ドラマで「武蔵 MUSASHI」があったという話も。
(銅像の除幕に佐々木小次郎役のTOKIO松岡さんなどが来たとか)

しばらく休憩の後、また海岸沿いを散歩。
ちょうど海峡と並行した向きに立つと、左に下関、右に門司港、正面に関門橋という絵になる構図。
(海峡ゆめタワーなどもよく見える。島の両脇を船が行き交うのを見てると、道路の中央分離帯にでも取り残された気分)
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そして船着場付近に戻ってくると、「地神大神」「龍神大神」と刻まれた石碑が並ぶ小さな祠があったのでお参り。
(賽銭箱がないので、お賽銭は神前に置く形式)
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そばには絵馬が掛けられていたが、「決闘の聖地」と剣士のイラスト入りの絵馬があったほか、なぜか「らき☆すた」っぽいイラストが描かれた絵馬も。
(武蔵国 鷲宮神社とあった。関東から来た観光客の物と思われるが、「らき☆すた」ファンの方だろうか)
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また、巌流島にちなんだバッジ(?)入りのガチャガチャもあったが、中はもぬけの空だった。
(なんともオフシーズンらしい光景)
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ここまで見たところで下関(唐戸市場)行きの船が来た。
40分ほどだったが、島を一通り見て歩く分には十分な時間だったと思う。


長くなりそうなので、後編へ続く。

 後編
 http://yasuitabi.blog.jp/archives/1063572667.html