当ブログのテーマ「安い旅」に欠かせないのがLCC。

飛行機は苦手であまり乗らない自分が、先日約8ヶ月ぶりにジェットスターに乗ったので、その時の話を。
(今回は成田空港から鹿児島空港へのフライト。
 2月末~3月初めの頃で、出発前に連日で欠航が出ていた頃だったので不安で一杯だった。
 LCCは飛行機の機体数や設備の余裕が少なく、トラブルの影響が後々まで続きやすいのが怖い)
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※なお、1回目・2回目の体験記は以下記事。

 飛行機初心者・1年ぶりにジェットスターに乗る(2015年7月)
 http://yasuitabi.blog.jp/archives/1035629164.html
 飛行機初心者・はじめてのジェットスターを使ってみた(2014年3月)
 http://18kipper.blog.fc2.com/blog-entry-547.html
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東京から鹿児島(鹿児島中央駅)までは新幹線だと7時間弱で3万弱。
ジェットスターで出発6日前に鹿児島便を探すと、諸経費(カード決済手数料など)込みで8400円。
(検索で出た運賃は7500円くらいで、そこから諸経費で大体+1000円になる感じ)

さすがにこの時間差・価格差だと多少苦手でも飛行機を選びたくなる。
(短期間の1人旅なので有料手荷物はなし)

予約、支払いについては前回と大して違いがなかったので割愛。

1.成田空港へ
今回は出発の1時間半前くらいに空港に着くよう家を出た。
ところが、途中の電車内で北総線内での事故の情報が流れ、そのせいで成田空港へ向かう京成線でも振替輸送という影響が出てると聞いて、JRで向かうことに変更というハプニングがあり、ちょっと焦る。
(JRはJRで、乗り入れてる横須賀線や付近の東海道線の事故などで影響を受けやすいという弱点もあるので油断ならない。空港直通バスなどのルートも事前に調べておくべきだったと反省)

結局、成田空港に着いた時点でフライトまで1時間もない状態で、第3ターミナルへの移動を考えると結構ギリギリと気づいてさらに焦る。
(写真はホームから階段を上がった所。この日は身分証明書チェックがなかったので助かった)
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第3ターミナルへは前回同様早足で行こうと思ったが、たまたま向かう途中にバス停があり、ちょうど無料のターミナル間連絡バスが来ていたので、これに乗ることに。
(バスは空港から一旦出るようなルートを取るが、それくらい離れた先にある第3ターミナルに10分ほどで到着。劇的に早く着くわけではないので、バスがいたら乗るくらいの方が無難かもしれない)
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2.空港の自動チェックイン機でチェックイン
ということで何とかフライト45分前くらいに第3ターミナルのジェットスターのカウンターに到着。
巨大タブレットのような自動チェックイン機が並んでいて、「ご予約番号」を打ち込むと搭乗券が出てきた。
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※今回は「旅程表」は印刷していかなかったが、ぐぐると「ご予約番号」を打ち込んでもチェックインできない事もあるらしいので、やはり印刷しておいた方が無難かもしれない。

なお、この日は悪天候のせいか多数の便に欠航が出ていた。
(写真のジェットスター以外の航空会社も同様。春の嵐など悪天候ではどうしようもない)
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一般的な欠航の条件をぐぐると「風速15m以上(乾いた滑走路)」というのがあるらしい。
この日の千葉の天気予報では「風速10m以上」となっていたので正直かなり不安だったが、幸運にも飛んでくれたのでほっとした。

※予約前の段階では、悪天候の日を避けるべく週間予報で見て雨じゃない日を選んだつもりだったが、風の強弱までは数日前にならないと情報が出てこない点がちょっともどかしい。
(気象庁の週間予報や地域予報だと、風の強弱や週間予報の確からしさ(雨の有無が変わる可能性)もわかるので、普通のニュースの天気予報より少しは有用かもしれない。以下は成田空港のある千葉県の例)

 気象庁|地域時系列予報(千葉県)
 http://www.jma.go.jp/jp/jikei/318.html

3.手荷物検査
この日、機内に持ち込むバッグ以外の委託手荷物はなかったので、後は手荷物検査を通って機内への案内を待つだけ。

欠航便が多かったせいか手荷物検査カウンターは数人待ち程度で、数分で検査完了。
(通常時、列の長い時は時間に余裕をもって並んだ方がいいだろう)
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4.機内へ乗り込み~離陸
手荷物検査を抜けた後、エスカレーターや階段を登り降りして数分歩くと待合スペースに到着。
(たどり着いたのは出発予定時刻のギリギリ30分前だった)
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5分ほど待つとようやく機内への案内開始。

他の会社含め欠航が相次いでいたせいか離陸時間は少々遅れ、滑走路上で渋滞のごとく待たされることとなった。
(ジェットスターの機内にある注意書き。不時着時の対ショック姿勢って普段は説明がないが、これもちょっと説明しておいてもいいのではと思う)
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なお、この日は全国的に悪天候だったこともあってか、上空でも機体が結構揺れた。
瞬時に50cm程度上下するほど揺れる場面もあり、あまり揺れに慣れてない自分はかなり冷や汗をかく破目になった。
(揺れのレベルというのも表現しづらいが、「乗客のうち数人の女性客が悲鳴を上げる程度」だった)

一般に上空のジェット気流は西から東へ流れるため、成田→鹿児島は向かい風ということもあって揺れやすい模様。
揺れの苦手な自分は、飛行機は帰り道(鹿児島→成田)だけにして、行きは新幹線or18きっぷにしようかなと身にしみて思った次第。
(いくら交通費を節約できても、行く途中から体調を崩しては意味がないし)

5.鹿児島空港に着陸後
…という具合に体調が悪くなりつつも、機体は無事鹿児島空港に着陸。
(離陸時の渋滞の影響か、15分ほど遅れ)

ただ、この日の席は窓側(A席)だったため、通路側に座る人が出るのをのんびり待つしかなかった。
(こればかりは通路側の人がいつ出るか次第なのでヤキモキしても仕方ない。
 席が窓側や後方の場合は、機内から出るまでの待ち時間は長くなると思った方がいいだろう)

結局、到着遅れ(15分)+機内から出る待ち時間(5分)+空港内の移動時間(5分)で、空港出口のバス停に来たのは着陸予定時刻の25分後だった。
(これに加え、場合によってはバス停そばの券売機で切符を買う列に並ぶ時間も見積もった方がいいかもしれない。
 バスは10~20分に1本あり、空港から鹿児島中央駅までは1250円)
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といったところで以上。

今回は欠航リスクを気にしながらのフライトとなったが、万一行きのフライトで欠航となった場合はその日の宿のキャンセル料やその後の旅程にも色々影響することを考えると、行きはLCCでなく、多少高くても便の振替等がしっかりしてる航空会社、もしくは新幹線を選んだ方がいいかもしれないと思った。
(一番は西へ向かう時の揺れが苦手ということだが…)

※なお、飛行機を降りてからの旅の様子は以下記事。

 安宿からの旅・LCCと18きっぷで行く九州の旅(鹿児島編・前編)