今回は過去に紹介した安宿近くを旅行した時の話を。

盛岡にある「ホテルカリーナ」に泊まった後、仙台へ行くついでに有名な漫画家・石ノ森章太郎先生で町おこしをしている石巻に立ち寄った。
(いつも0点でおなじみの「ロボコン」だが、ここでは満点)
xP2440091

※時系列的には、弘前や田舎館などを観光した後の関東へ戻る帰り道の時の話。

 安宿からの旅・北海道&東日本パスで行く秋田~青森の旅(2013年7月)
 http://yasuitabi.blog.jp/archives/1052435436.html

「ホテルカリーナ」は当ブログでは紹介していないが、朝食バイキング込みで4000円前後と盛岡駅近くでわりとお手ごろ価格で泊まれるホテルだった。
(盛岡らしく名物わんこそばも出る)

244-4-2


●盛岡0850→0930花巻
xP2440037

この日は9時近くとラッシュ時を避けてのゆっくり目な時間に盛岡を出発して南下。
その先の一ノ関へ向かう電車まで余裕があったので、途中の花巻駅で途中下車。

駅のホームには地元の祭り「花巻鹿おどり」の人形がいて、行き交う列車を見送っている。
(この日も例によって「北海道&東日本パス」で旅行中だったので、途中下車しながら色々見て回る)

1番線に回ると「POKEMON with YOU トレイン」が入線していた。
列車の外観はもちろん、中のイスもポケモンだらけの楽しげな車両。
xP2440045


●花巻0950→1040一ノ関1050→1150小牛田
xP2440064

電車を乗り継いで石巻線への乗換駅・小牛田駅へ。

めぼしいお店がなかったので朝に保存食代わりに買っておいたおにぎりなどで食事を済ませ、何もない感じの駅前を散歩。
あいにくの雨の中、水路で鯉などが泳いでいた。
(「満天星通り」という名前らしい。周辺に派手な建物はなく、確かに夜になれば星だけはよく見えそう)


●小牛田1230→1310石巻
xP2440077

時間つぶしに辟易した頃、やっと来た2両ほどのワンマン列車で石巻を目指す。
写真は途中ですれ違ったラッピング電車「マンガッタンライナー」。

「ゴレンジャー」「サイボーグ007」など石ノ森先生の作品キャラが描かれた楽しげな車両。
(自分が生まれる前なのでわからない作品の方が多い)
なお、すれ違うだけで乗れなかったので「ホテル」のキャラがいたかは不明。
(この面子の中にホテルマンがいたら、かなり浮いてただろうけど)


●石巻駅コインロッカー
xP2440114

駅に到着して改札を出ると、さっそく正面のコインロッカーで「キカイダー」「ロボコン」などがお出迎え。
「萬画の国 いしのまき」らしい粋な演出。

また、駅の出入口の上部には「サイボーグ009」の面々が揃ったステンドグラスもある。
xP2440113

●街中の作品キャラ人形など
xP2440080

駅を出た街中にもあちこちに先生の作品キャラの人形がいる。
駅出口のそばには「サイボーグ009」の「003」。
(女性キャラのナイスプロポーションもしっかり再現)


ポストの上にも石ノ森先生の作品キャラがいた。
(「ボンボン」の像)
xP2440079

海岸近くの道路にあった「がんばれ!! ロボコン」人形。
(いつも0点でおなじみだが、ここでは満点というレアな姿)
xP2440091

●マンガロード
xP2440085

石ノ森萬画館へ続く商店街がマンガロード。
お店の壁に描かれたマンガキャラが年季の入った商店街に彩を添える。
(左上の壁に「007」などが見える)

マンホールの蓋も「ロボコン」デザインだったりと徹底している。
(ここに限らずご当地名物やゆるキャラをあしらったマンホールを最近よく見かける)
xP2440086

萬画館近くにあった復興応援記念碑。
藤子不二雄(A)先生、ちばてつや先生など名立たる先生方が応援イラストを添えていた。
(写真は水島新司先生のイラスト。石ノ森萬画館の初代館長でもあるらしい)
xP2440094

●震災の傷跡残る街並み
xP2440096

石ノ森萬画館は海辺にあり、その近くは津波・洪水被害の傷跡がまだ残っていた。
剥がれかけた屋根や傷ついて心細い感じの支柱など、厳しい現実も。
(写真は2年前なので、さすがに今は多少は復興したと思われる)

●石巻復興ふれあい商店街
xP2440108


駅近くでプレハブが集まって営業中の商店街。
「生ゆばパン」を売るパン屋「パオ」など、テレビ等で取り上げられた名店もあった。


といったところで以上。

昨年JR仙石線が復旧して仙台からも行きやすくなったので、近くの日本三景・松島の観光ついでにまた行ってみたい。