1日目(以下リンク)、横川→軽井沢→(しなの鉄道)→長野→(長野電鉄)→湯田中→上田と見て回った続き。
2日目は残りの上田電鉄、そして東京への帰りついでに小海線を通った。

 (前編)安宿からの旅・週末パスで行く長野周辺私鉄巡りの旅
 http://yasuitabi.blog.jp/archives/1050961289.html

●6:00 上田市内散策
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少し早く目が覚めたので、朝食前の運動にと市内を散歩。

上田といえば真田幸村に真田十勇士。
というわけで市内の随所に真田十勇士のキャラ(猿飛佐助など)の人形がある。
(池波正太郎・真田太平記館の前にあった猿飛佐助)

他にも、北国街道筋の宿場町だった柳町など、江戸風の長屋が並ぶ古きよき町並みを残している地区もある。
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●6:30 上田城跡
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真田幸村の居城。
天守閣はないが、長い年月を経た感じの茶色い櫓が特徴的で、石垣と合わせて見ごたえ十分。
(2016年のNHK大河ドラマが真田幸村(「真田丸」)ということで、さらに人気スポットとなりそう)
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●8:20 上田駅→8:50 別所温泉駅(上田電鉄)
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宿に戻って朝食の後、上田電鉄で終点の別所温泉駅を目指す。
(詳細以下。いまや夏の定番映画「サマーウォーズ」にも出ていた、丸い窓が特徴的な車両)

 台風19号で鉄橋被害…上田電鉄別所線の思い出(2013/07)

丸い窓(実際には丸い穴の開いた板を四角い窓に被せている)の外には映画の雰囲気を思い出すような広大な田園風景が広がる。
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終点の別所温泉駅。
レトロチックな外観と色合いがなかなかの風情。
(7月ということでホームに七夕飾りが飾られていた)
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別所温泉駅近くには日帰り温泉などもあるので、ひとっ風呂浴びていくのもいいだろう。
(この時は朝早くでまだ開いてない感じだったのでパス。予定の組み方を完全に間違ったと反省…)

JRへの乗り換え通路の途中には真田幸村の赤備えの甲冑もあった。
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●10:00 上田駅→10:19 小諸駅(しなの鉄道)
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別所温泉から上田駅に戻り、そのまましなの鉄道に乗り換えて小諸駅へ。
昨日乗ったのと同じ赤と黒のツートンカラーの車両だったが、アニメ「あの夏で待ってる」のキャラがデザインされたラッピング車両だった。
(小諸のご当地アニメらしい)

日曜の朝、そこそこ席が埋まってる車内の微妙な空気感を横目で眺めるのがなんとも愉快。
(先日記事にした茨城交通の「ガルパン」バスを思い出す)

 都心で格安旅・ときわ路パスの旅(2015年4月)(前編・ひたちなか海浜公園など)
 http://yasuitabi.blog.jp/archives/1028357210.html


●10:30 小諸城址・懐古園
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小諸駅のそばにある。
城下町より低い位置に城を築いた「穴城」という形式が珍しいらしい。


●10:50 本陣主屋
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駅のそば、懐古園と反対側にある。
江戸時代の参勤交代で使われていた大名が泊まる屋敷で、無料公開されている。

書院造りの邸内や一段高くなっている大名が座る間などがきれいに残されていて、なかなかの見ごたえ。
(線路沿いにお屋敷や緑地が広がっていて、のんびりできる雰囲気でよかった)


●11:20 昼食(小諸そば)
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城のそばのそば屋で早めに昼食。

小諸ということで名物のそばを注文。
それなりにうまかったが、店内が満席に近く入口そばの小さなテーブルしか空いてなかったため、その分の不快感で帳消しになった感じ。
(旅先で並んで食うのはどうも性に合わない。
 普段なら、地元にいながら旅先の名物が食べられる、ということで値段も行列も多少は我慢できるが…)


●11:58 小諸→14:22 小淵沢(小海線)
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東京方面へ戻るため、小海線へ。
(東北地方でよく見かける感じの1両車両)

駅名に惹かれて思わずシャッターを切った乙女駅。
(「乙女」の二文字が目立つ駅名看板。
 貼り紙には「アニメの記念入場券好評発売中!」の文字。さすがぬかりがない)
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ほどなくして中込駅で乗り継ぎ。(同形の車両)
休日のこの時間帯でも着席率は5割ほどで、ゆったり1列の向かい合う座席を確保。
(そんな車内から見えるのはあいかわらずのどかな田園と山並みだけで、居眠りには持ってこいの風景が続く)
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そんな中、途中の清里駅で一気に乗客が増加。(親子連れ多数)
日本で2番目に標高の高い駅ということで都心からの日帰り避暑地にもってこいの場所らしい。
(なお、1番高いのは隣の野辺山駅。さらに駅と駅の間の線路沿いに「JR鉄道最高地点の碑」がある)
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最高地点を過ぎ、あとは小淵沢への下り最速。
(ディーゼルエンジンも休憩中の感じの静かめな音に変わる。「電車でGO」でいうところの惰性走行)
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美しい山並みを見ながらの旅も大詰め。
ほどほどの雲がいい車窓を演出。
(ただ、清里駅で乗った方はほぼ立ち乗りの状態で下り傾斜は辛そう。帰るタイミングは慎重に?)


●14:30 小淵沢→17:15 高尾
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小淵沢から高尾への上り普通電車に乗り換え。
(外の人ごみは次に来る特急列車を待っているものと思われる)

金はないけど時間はあるので、ガラガラの電車でのんびり帰宅…というのもちょっとした優越感。
(週末パスを最大限に使い切りたいがための選択…18きっぷと違い、特急券だけ追加で買えば乗ろうと思えば乗れるけれども)


ということで以上。

またも駆け足な感じの旅程になってしまったが、週末パスは今回見た観光地の中の1つ2つ行くだけでも十分元が取れるお得な切符なので、普通にじっくりプランを立てて旅をしたい方にもオススメと思う。

※惜しむらくは切符を前日までに買わないといけないこと。
 「旅行当日に買えないのはJRの意地悪」だと嘆いても仕方ないので、予定が決まったら忘れずにお買い求めを。